ページが見つかりませんでした – FX・株式投資・不動産投資の情報メディア https://forexdealing.jp FX・株式投資・不動産投資の情報メディア Fri, 28 Jul 2023 15:21:32 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.4.3 https://forexdealing.jp/wp-content/uploads/2023/06/money-usd-150x150.jpg ページが見つかりませんでした – FX・株式投資・不動産投資の情報メディア https://forexdealing.jp 32 32 日銀がYCC運用方針変更 柔軟な運用へ https://forexdealing.jp/bank-of-japan-changes-ycc-policy/ Fri, 28 Jul 2023 07:37:19 +0000 https://forexdealing.jp/?p=8678

市場参加者にとって予想外の方針変更 日本銀行が28日に行われた金融政策決定会合で、長短金利を操作するイールドカーブ・コントロール政策の運用変更を決めた。 具体的には、指し値オペの水準を0.5%から1.0%に引き上げること […]]]>

市場参加者にとって予想外の方針変更

日本銀行が28日に行われた金融政策決定会合で、長短金利を操作するイールドカーブ・コントロール政策の運用変更を決めた。

具体的には、指し値オペの水準を0.5%から1.0%に引き上げることなどが盛り込まれた。

マーケット関係者らは、日銀の政策が「何ら変更されないだろう」と予想していた。

そのため、想定外の方針変更に対し、市場では戸惑いの声が聞かれる。

日経平均株価は、この発表を受けて一時800円超値を下げて、その後は下げ幅を縮小。131円安で大引けを迎えた。

YCCとは?

YCCとは、イールドカーブ・コントロールの略だ。

中央銀行が特定の国債の利回りをコントロールする。

日本では、黒田前日銀総裁が、YCCを継続してきた。

YCCのメリット

  • 金利水準が安定する
  • 低金利環境を維持できる
  • 低金利となることで、経済活動を活性化できる

YCCのデメリット

  • 長期金利が、人工的なものになる
  • 市場に歪みが生じる
  • 金利を抑え込むと、インフレリスクが高まる

YCC運用の見直しは、昨年以来初

日銀によるYCC運用の見直しは、昨年12月に「10年物国債利回り」の許容変動幅を変更して以来。今年に入って初となる。

前回は、国債利回りの許容変動幅を「0.25%程度から0.5%程度」に拡大していた。

また、それと同時に、連続指し値オペ制度を導入し、ほぼ毎営業日実施してきた。

]]>
インフレ抑制へ向け、FRBが利上げ再開 https://forexdealing.jp/fed-rate-hike-2023-07/ Wed, 26 Jul 2023 23:28:11 +0000 https://forexdealing.jp/?p=8668

米FRBが0.25%の利上げを決定 連邦制度準備理事会(FRB)は、26日に0.25%の利上げを決定。 米国の政策金利は、22年ぶりの高水準となった。 米国では、消費者物価指数が高騰し、インフレのトレンドが鮮明となってお […]]]>

米FRBが0.25%の利上げを決定

連邦制度準備理事会(FRB)は、26日に0.25%の利上げを決定。

米国の政策金利は、22年ぶりの高水準となった。

米国では、消費者物価指数が高騰し、インフレのトレンドが鮮明となっており、人件費にもその影響が広がっている。

人件費が高騰すると、企業が多くの労働者を雇いたくても、資力が不足して雇えないといった形の「人手不足」となる。

現在は、米国経済は堅調であるものの、インフレがこのまま加速すると、将来的には、米国の経済活動全般にも悪影響が出かねない。

そのため、経済が堅調なうちに、インフレの抑制を最優先として利上げを再開した。

なお、FRBは、6月に行われた前回会合では、金融政策の成果を見極めるために利上げを見送っていた。

FRB パウエル議長のコメント

記者会見で、パウエル議長は、次のようなコメントを出した。

雇用は依然として引き締まった状態だ。バランスは改善しつつあるもののインフレ率を物価目標の2%に戻すには、まだ長い道のりがある。

2%の物価目標に達する前に、利上げは停止すると考えている。また、今年中の利下げはないと思っている。

追加利上げはあるの?

追加利上げについては、今後の経済指標を見ながら、柔軟に判断するとのことだ。

$ bills background (with color gradient)

インフレ率を2%に下げるのが当面の目標

直近のインフレ率は、3%程度となっている。

この数値を2%程度に戻すのは、依然として険しい道のりだ。

そのため、目標を維持するには、これからも引き続き、利上げを繰り返す必要が出てくる可能性がある。

今回の利上げに際し、FRBは、「GDPと消費動向を見る限り、米国経済は堅調であり、利上げに耐えられる。今のところ、利上げが理由で経済が悪化する兆しはない。」と判断した模様だ。

利上げをやりすぎると、それはそれで副作用が心配なんですよね。

そうそう。例えば、金利が上昇すると、債券価格は下落するよな。

債券価格が下落したら、債券を大量に保有する金融機関の財務に懸念が生じますよね。

]]>
個人情報保護委員会がデジタル庁へ立入検査 https://forexdealing.jp/my-number-card-scandal/ Wed, 19 Jul 2023 14:47:54 +0000 https://forexdealing.jp/?p=8379

マイナンバー誤登録により立入検査を実施 7月19日、個人情報保護委員会は、マイナンバーと公金受取口座の相次ぐ不適正な紐付けを問題視し、立ち入り検査を開始した。 デジタル庁からは、先月30日に報告書が提出されているが、今回 […]]]>

マイナンバー誤登録により立入検査を実施

7月19日、個人情報保護委員会は、マイナンバーと公金受取口座の相次ぐ不適正な紐付けを問題視し、立ち入り検査を開始した。

デジタル庁からは、先月30日に報告書が提出されているが、今回の立ち入りにより実態解明を図っていく。

新聞各社の報道によると、個人情報保護委員会は、行政指導といった対応を行う可能性もあるとのことだ。外遊中の河野デジタル大臣は、「委員会の求めに応じて適切に対応する」とのコメントを出している。

「適切に対応する」のは、当たり前なんですよね・・・。

当たり前のことが十分に出来ていないから、こういった問題が勃発するんだよな。

立入検査とは?

個人情報保護委員会は、個人情報取扱事業者等に対し、指導・助言や報告徴収・立入検査を行い、法令違反があった場合には勧告・命令等を行うことがある。

立入検査では、違法行為やそれに準じた行為等の事実が存在すると見られる場合に、その事実認定を行い、その後の対応を検討するために行われる。

どうして立入検査をするの?

19日時点で、公金受取口座の誤登録が940件存在することが確認されている。

しかし、現行のルールでは、本人名義以外の口座登録は、認められていないため、デジタル庁による周知・誤登録防止対策等が不徹底であったという可能性がある。

そのため、個人情報保護委員会が、この度、立入検査を行って事実を確認し、その後の指導・勧告等を検討していくとのことだ。

ちなみに、公金受取口座の登録件数は、約5597万。 登録率は60.6%程度だとされている。

全体に対する割合としては、多くはないように見えますが・・・。

決められたルール通りの運用でなければ、その決まりが形骸化するよな。

そうですね。あと、ルールの周知不足というより、誤登録できてしまうシステム自体に問題がありそうですね。

公金受取口座とは?

給付金等の受取のための口座として、国民がデジタル庁に対し、銀行口座を登録することができる制度だ。

公金受取口座を登録することで、例えば、児童手当、年金、所得税の還付金等が受け取れるようになる。

現時点では、登録するかどうかは国民の任意となっているが、将来的には強制的に登録するよう法整備がなされるだろう。

個人情報保護委員会とは?

個人情報保護委員会は、日本の行政機関の一つだ。内閣府の外局であり、独立性の強い特殊な事務を行う。

具体的には、「個人情報の有用性に配慮しつつ個人の権利利益を保護するために個人情報の適正な取扱いの確保を図ること」を任務とする。

今回のように、内閣府に属する行政機関により、省庁が検査対象とされるのは異例なことだ。

公金受取口座の誤登録によって起こる問題

本人が受け取るべき公金の支給が、適正に行えないという問題が起きる。

戸籍上家族でもない、縁もゆかりもないであろう人の登録が、約940件発見されており、家族名義と見られる不適正な登録も、約13万件も見つかっている。

前者が問題なのは当然のこととして、後者についても、家庭内暴力・配偶者暴力(DV)により別居中の「家族」に対し、公金が支給されてしまうといった懸念が残る。

そのため、公金受取口座は、必ず本人名義の口座を登録しなければならないこととされている。

Bank

ネット上の反応は?

ネット上では、たいして問題視する必要がないという政府擁護論や、マイナンバーカードを巡って不祥事が相次ぐ政府に対して厳しい視線を向ける声で、「半々」に分かれてるという印象を受ける。

例えば、次のような意見がネット上で見られる。

全体を見渡せば、微々たる数。調査と対策をすれば、たいした問題ではないですよね。

河野大臣は、責任を取るんですかね~。いつものように、「時が経ったら、民は忘れる」という感じですか。

このような不祥事がある間は、マイナンバーカードの取得強制は止めるべき。マイナカードの取得強制によって、国民と政府の信頼関係は損なわれたと思います。

まとめ

  • 19日に個人情報保護委員会が、デジタル庁への立入検査を開始。
  • 立入検査で事実認定。判明した事実から、指導・勧告等の対応を検討する予定。
]]>
2023年度 Amazonプライムデー開催!明日から2日間! https://forexdealing.jp/amazon-primeday-2023/ Mon, 10 Jul 2023 10:27:40 +0000 https://forexdealing.jp/?p=8348

Amazonプライムデーとは? Amazon Prime Dayは、大手物販サイト「Amazon.co.jp」が、Amazonプライム会員(有料会員)を対象に、1年に1度だけ行うビッグセールだ。 6月10日現在で、既にセ […]]]>

Amazonプライムデーとは?

Amazon Prime Dayは、大手物販サイト「Amazon.co.jp」が、Amazonプライム会員(有料会員)を対象に、1年に1度だけ行うビッグセールだ。

6月10日現在で、既にセールの前哨戦である「プライムデー先行セール」が開催されており、売れ行きは好調なようだ。

この時期のために、購入したいものをリストアップして待機していた人も多いのではないだろうか。

今年のAmazonプライムデーは、7月11日、12日の2日間の開催だ。

昨年2022年のプライムデーでは、全世界で120億ドル以上の売上になったそうですよ!

金額が大きすぎ。どれくらい凄いのかさえ、分からないな・・・。

例えば、どのような物が売られているの?

「全商品」が値引き対象ではないものの、「ほぼすべてのカテゴリ」の商品が、セール対象になっている。

筆者自身は、もちろんアマゾン・プライム会員だ。

一例として、ログイン後に表示されるセール画面を掲載させていただこう。

このように、大幅割引のオンパレードだ。

中にはなんと、50%OFFの商品もある。

いつもの価格で買うのが、考えられないとさえ感じますよね。

Amazonプライム会員とは?

「そんなにお得なのであれば、プライム会員に入ってみようかな」という方もいらっしゃるだろう。

プライム会員のメリットとデメリットをまとめてみたので、ご覧いただきたい。

主なメリット

Amazon プライムデーで割引商品を購入できる。

Amazonで商品を購入する際に、原則として送料が掛からない。

その他のメリット(おまけ)

・Music Primeを無料で聴くことができる。
・Amazon Photosを容量無制限で使える。
・Prime Readingで電子書籍が読める。
・Prime Videoを無料で視聴可能。

唯一のデメリット

年間契約の場合は4,900円、月間契約なら500円の費用がかかる。

年間4,900円で受けられるサービスとしては、個人的に大満足ですね!

Amazonの回し者ではないけど、確かにこの特典は充実しているよな。

Amazonプライム会員のコスパは良いと思いますよ。

Amazonプライムデーは、何のためにやるの?

Amazonプライムデーは、そもそも一体何のためにやるのか・・・?

あのような大幅値引きをしてしまっても、大丈夫なのか・・・そのような疑問にお答えさせていただきたい。

会員獲得がAmazonプライムデーの狙い!

Amazonプライムデーの主要な目的は、もちろんAmazonプライム会員の獲得だ。

ちなみに、アマゾングループの中でも、アマゾン日本法人の売上は5%程度となっており、世界規模でみると、それほど大きな割合ではない。

しかし、日本は、アジアにおいては主要なマーケットとされており、積極的な広告宣伝、値引きセール等が行われている。

少し古い情報になるが・・・ロイターがまとめた2018年の記事によると、Amazonプライム会員の獲得コストは、1人あたり63ドル程度。日本円に換算すると、約9,000円だ。

アマゾン社は、Amazonプライム年会費の1.8倍程度の経費をかけて、Amazonプライム会員を獲得しており、数字だけを見ると効率的には見えない。

だが、それだけサブスクリプション収入や、サブスクリプション会員(Amazonプライム会員)による、Amazonでの継続的な購入習慣定着等の相乗効果が見込めるということなのだろう。

まさに、計算されつくしたビジネスモデルだといえる。

いやぁ~、さすがAmazonさん、感心しますね。

Amazonの株価の長期チャートを見ると、凄い上昇トレンドだよな。

米国アマゾン社の株価長期チャート

Amazonの7月10日現在の株価は、129.78USDだ。

Amazonの株式は、1997年5月15日に米国ナスダック市場に上場した。

上場日まで株価チャートを遡って表示すると、次のようになる。

ノンストップで「うなぎのぼり」ですね!

素晴らしいチャートだな。Amazonを信じて、長期保有していた投資家のことが羨ましいわ。

まとめ

  • 2023年のAmazonプライムデーは、7月11日・12日の2日間。
  • 2~3割引きの商品が多く、中には、5割引きの商品もある。
  • Amazonプライム会員は、プライムデーの他にも多くの特典が受けられる。
  • Amazonプライムデーは、Amazonプライム会員獲得のための重要な集客戦略。
]]>
前受金不要の証券会社でIPO抽選に挑戦しよう! https://forexdealing.jp/ipo/ Fri, 07 Jul 2023 08:30:57 +0000 https://forexdealing.jp/?p=8321

はじめに 読者の皆さんの中には、「株式投資で、簡単かつ手軽に稼いでみたい。」などとお考えの方も、多いのではないだろうか。 そういった方にとっては、IPOの抽選に参加するのがピッタリだ。 それでは早速、IPOについて解説さ […]]]>

はじめに

読者の皆さんの中には、「株式投資で、簡単かつ手軽に稼いでみたい。」などとお考えの方も、多いのではないだろうか。

そういった方にとっては、IPOの抽選に参加するのがピッタリだ。

それでは早速、IPOについて解説させていただく。

IPOは、アイ・ピー・オーと読みます。アイポではありません!

最近、投資ブームの波が来ているよな。投資を始めたばかりの方は、たしかにIPOの読み方が分からないかもしれないな・・・。

IPOの概要

IPOとは

IPOは、「Initial Public Offering」の略で、新規公開株などと訳されることが多い。

日本語での読み方は、「アイ・ピー・オー」だ。

これまで、東京証券取引所などの公開市場で取引されていなかった株式会社の株が、新規上場されれば、証券口座の資金で誰でも売買できるようになる。

その際に売り出される株式を、新規公開株式という。

Tokyo Stock Exchange in Japan
Tokyo Stock Exchange

たいていの証券会社において、新規公開株は、公平公正な「抽選」と、得意客を優遇する「店頭配分」に分けて売出しされる。

たいていの場合、上場日につける初値で売れば儲けられるため、IPOは大変人気がある。

なお、店頭配分は、その名の通り、店舗を構える証券会社のみで行われる。

ちなみに、2023年の新規上場社数は、概ね90~100社になるとの予想が多い。

抽選等でIPOの当選が決まったら、その抽選に当選した投資家は、新規公開株を市場評価よりも安い価格で購入できる。

IPOって、本当に稼げるの?損しない?

競合の投資家が多く抽選倍率は高いので、なかなか当選しないのだが・・・もしも当たれば、一度で大きく稼げることが多い。

具体的には、過去のデータから試算すると、上場時の初値で売れば「80%以上」の高確率で儲けられるとされている。

Young Business Children Make Faces Holding Lots of Money

そして、どれくらい儲けられるかというと・・・例えば、6月30日に上場したジーデップ・アドバンス(5885)の場合、公募価格4,510円に対し、初値は10,680円。

その差額は、なんと「6,170円」となった。

ジーデップ・アドバンスの抽選で当選した投資家は、投資元本に対して136.8%もの利益が出るという計算だ。

この例のように、IPOの抽選は、宝くじを買うよりも手堅く、手軽に稼げるチャンスがある。

IPOの当選確率は?

IPOの当選確率は、概ね「1~2%」程度だといわれている。

ジャンボ宝くじ5等の当選確率と同程度だと考えると、イメージしやすいだろう。

あるいは、某保険会社の調べによると、日本国民が、1年間に交通事故に遭う確率が0.2%程度であるため、1回のIPOの抽選で当選できる確率は、その5倍~10倍だ。

IPOの「前受金」について

本章では、IPOにおける「前受金」の定義や、主要証券会社における前受金の要否などについて説明させていただく。

前受金とは

IPOの抽選に申し込む場合、たいていの証券会社では、抽選前に証券口座に新規上場株式を購入するための資金を準備する必要がある。

この事前入金すべき資金が、「前受金」だ。

つまり、一定の資金力がなければ、IPOの抽選権すら得られないという「お金持ちのゲーム」になっている。

もっとも、前受金は、抽選に外れたら全額返金されるのだが。

IPOって、お金がかかるっていう意味では、まるで国会議員選挙みたいですね!

被選挙人は、供託金とか、選挙カーの費用とか、色々かかるもんな。

主要証券会社の前受金要否

主要証券会社のIPO前受金要否をリスト化した。

ここでは、「抽選前の入金」を前受金として定義している。

証券会社名前受金要否
野村證券不要
岡三オンライン不要
松井証券不要
SBIネオトレード証券不要
SBI証券必要(注)
楽天証券必要
SMBC日興証券必要
大和証券必要
マネックス証券必要
GMOクリック証券必要

(注)SBI証券では、抽選時点で資金拘束はされないものの、「購入資金相当額の入金(買付余力)」が必要である点に注意が必要だ。もしも、購入に必要な金額が抽選までに買付余力がなければ、抽選対象外になってしまう。

証券会社は、上記のほかにも沢山あります。それらも含めると、ほとんどの証券会社のIPOの抽選で、前受金が必要なんですよね。

前受金とか、廃止してほしいよな~。もっと、気軽に楽しみたいわ。

そうですよね~。同感です。

「前受金不要」のメリット

  • 前受金不要なら、多くの場合、当選後の「購入直前」に資金を準備すれば事足りる。
  • つまり、資金力とは関係なく、複数の抽選に同時申込みができる

「前受金不要」のデメリット

  • 資金力に乏しくても抽選申込みが可能であるため、競合が多い。
  • つまり、当選確率が下がってしまう。

まとめ

  • IPOの当選確率は、1~2%程度。
  • 前受金不要であれば、少なくとも抽選時にまとまった資金が不要であり、気軽に「宝くじ感覚」で楽しめる。
  • 主要証券会社の中では、野村證券、岡三オンライン証券、松井証券、SBIネオトレード証券が前受金不要。
  • IPO抽選前に前受金が不要であれば、競合が多くなってしまうのは、デメリット。
]]>
無駄な取引はやめよう。投資における最適な決断とは? https://forexdealing.jp/rational-investment-decisions/ Sat, 01 Jul 2023 05:43:08 +0000 https://forexdealing.jp/?p=8231

最適な決断とは、一体何なのか? はじめに 本稿では、株式投資をはじめとした投資行動において、何が最適な決断なのか・・・について書いていきたい。 結論から言うと、最適な決断とは、「その時点でのベスト」を選択することだ。 「 […]]]>

最適な決断とは、一体何なのか?

はじめに

本稿では、株式投資をはじめとした投資行動において、何が最適な決断なのか・・・について書いていきたい。

結論から言うと、最適な決断とは、「その時点でのベスト」を選択することだ。

「結果論」ではない。

ちなみに、『デジタル大辞泉)(小学館)』によると、結果論の定義は、下記の通りだ。

The old library Close up of historical books

【結果論】
原因・動機などを考えずに、物事の結果だけをみて行う議論。「―にすぎない」

投資家に限らずだが・・・既に決定された不変の事実である「結果」ばかりを見て、その人の思い通りの結果でなければ、「あれは最悪の決断だった」「あんな結果なら、初めから何もしなければ良かった」などと結果を悲観的に捉え、嘆く者が、巷には非常に多い。

しかし、投資のプロフェッショナルは、そのようには考えない。

「そのとき」に得られる全ての情報を踏まえ、その時点で立てられる見通しの中で、確率的に最も利益をもたらし得る決断と決断軸こそが、ベストだ。

したがって、投資のプロは、「結果」と「決断(決断軸)」の善し悪しをキッパリと分けて評価する

ちなみに、ここでいう「利益」とは、一回一回の取引にフォーカスしたものではない。

人生トータルでの利益を最大化することこそが、投資家にとって最も大切なことだ。

「その時点でのベスト」とは?

Business people holding large number

「その時点でのベスト」とは、結論としては、確率論・統計学に基づいた最善の選択の連続。

つまり、最も確率的・統計的に儲かる可能性の高い決断を繰り返していくことが、ベストだ。

天性の勘などというものは、一切不要だ。

「確率的・統計的」とは、どういうことなのか・・・それは、後ほど詳しく説明させていただこう。

「儲かる決定」が、最高の決断では?

投資家たるもの、人生トータルで、利益・儲けという「結果」を最大化する行動を取らなければならない。

「結果的に儲かる決定」が、全てお見通し・・・なのであれば、儲かる決定だけをしていけば良い。

Background of the one hundred dollars bills

それでは、「結果」と「決断」の善し悪しを区別するのは、なぜなのか・・・?

その答えはシンプルだ。

ヒトは、マーケットにおいて、未来の「結果」を決めることはできないから。

投資家の仕事は、タイムカプセルを作ることでも、そのような空想の乗り物に乗ることでもない。

ましてや、違法な相場操縦をすることでもない。

インサイダー情報を入手して、違法な稼ぎを得ることでもない。

投資家の仕事は、不確実極まりないマーケットというフィールドにおいて、確率的に合理性の高い決定(=人生トータルで稼げる可能性の高い決定)を、淡々と下し続けることだ。

その決断は、確率論や統計学に基づき計算され尽くした、合理的な判断軸のもと下される「単純作業」でなければならない。

決断の瞬間に悩むようでは、もはや、その投資家の「人生トータルでの負け」は、目に見えている。

例えば、投資判断をする度に、軸がぶれているようでは、もうお話にならない。

もしくは、その「軸」さえもなく、なんとなく投資をしている個人投資家も、中にはいらっしゃるのではないだろうか。

実力で稼げるプロ投資家の頭の中には、常に判断軸が存在します!

確かにな。だから、投資判断の際に、迷うことなんてないよな。

プロ投資家は、「投資」だけに限らず、日常生活でも「軸」を持って、迅速かつ淡々と意思決定される方が多いですね。

「結果を決めれない」なら、どうやって軸を作る?

無数のマーケット参加者の決断・行動の結果として、市場価格が決まるマーケットにおいて、一人の投資家の意思で価格を決めることはできない。

たとえば、大口投資家が、マーケットに大きな影響を与え得る「相場操縦」といった行為は、金融商品取引法で禁じられている。

つまり、「一回一回の投資結果」は、一市場参加者が決めることはできないし、そもそも、そのような行為は法律で規制されている。

ここで赤字部分に注目してほしい。

投資家が決めることができないのは、「一回一回の投資結果」だ。

人生トータルでの投資成績は、この世の「確率論」「統計学」といった理論が崩壊するような、稀に見る異常事態が生じない限り、ある程度は、投資家の知恵と行動により制御可能だ。

貴方も、確率論や統計学を駆使すれば、「人生トータルの投資成績」をコントロールできる。

確率論や統計学で、トータルの投資成績を制御できる

確率論や統計学で、投資成績が「ある程度」なら制御できる、その理由を結論から言おう。

「大数の法則」という、有名な法則がある。

この法則が、人生トータルでの投資成績を制御する上で、大切な概念となっている。

大数の法則とは?

学問的な話をしても、混乱を招くことになりかねない。

ここでは、スムーズに投資の話題に繋げていくため簡潔に記載するので、学問的なことについては、専門書籍等をお読みいただきたい。

Grunge Wood Type Numbers

分かりやすく説明するために、まずは『フリー百科事典(ウィキペディア)』の記述を引用させていただく。

たとえばコイントス、特に公正なコイン(ゆがみや偏りがない、完全に対称なコイン)を投げて出た面を記録する試行を行うとする。このとき、表が出る確率と裏が出る確率は等しいと考えられるためともに1/2である確率空間になる。このとき、コイン投げの試行回数を限りなく増やすと、表が出る回数と裏が出る回数の比率はどちらも1/2に近づく。

こちらの説明をもう少しかみ砕いていうと、「試行回数」を増やせば、その結果は「理論的な確率」に収束していくということだ。

『フリー百科事典』のコイントスの例を振り返ろう。

理論的には、コイントスの「表」と「裏」が出る確率は、50%(=1/2)である。

しかし・・・例えば、コインを3回だけしか投げなかったら、それら全てが「裏」になることも往々にしてある。

このとき、「裏」の出現割合が100%であり、「表」は0%となってしまい理論値通りにならない。

つまり、まったくもって「先が読めない」ということだ。

しかし、コインを1000回投げれば、「表」と「裏」が、それぞれ約50%の確率で出現する。

つまり、試行回数を増やせば、理論通りか、それに近い結果が出るということだ。

大数の法則について、イメージしていただけただろうか。

Coin Flip

投資ロジックを作るに当たって、大数の法則は必須の知識ですよ!

昔、この法則を、大学だったかな・・・で習ったとき、面白くてワクワクしたのを思い出したわ。

試行回数を増やし、理論値に近い投資結果へ

勘の良い方は、先ほどの説明でお分かりいただけたはずだ。

投資のプロフェッショナルは、「試行回数を増やせば、その結果が理論値に近づくという性質」を利用して、人生トータルで稼ぐのだ。

そこで、一般の個人投資家にとって問題になるのが、恐らく「理論値」を構成するロジックをどうやって見つけ出すのか・・・という点だろう。

それは、当サイトの別記事『稼ぐ投資家の再現性の高い思考メソッド』の中で、「ロジックの作り方」に軽く言及しているので、ヒントにしていただきたい。

money tree

もっとも、ロジックの作り方は、人それぞれであって、上記記事の記載は、あくまでも一例にすぎない。

ここで確かに言えるのは、「ロジック」すら持たずに投資をするのは、非常に愚かなことだということだ。

「投資では、判断根拠が大事」だと言われても、ピント来なかった方・・・この記事で、少しでもその理由がお分かりいただけましたか?

根拠といっても、何でも良い訳じゃない。

そう、確率論・統計学に基づいたロジック(判断軸)が必要ですね!

まとめ

  • 確率論・統計学に基づく確固たるロジックを作ろう。
  • そのロジックに基づいて、淡々と投資判断を下すこと。
  • 一回一回の投資結果は、読む必要がないし、「読めない」と割り切ろう。
  • 大数の法則を利用して、「人生トータルで収益を得ることを目指す」という考え方が肝要。
]]>
【5401 日本製鉄】粗鋼生産力と技術力が強みの高配当株 https://forexdealing.jp/stock-analysis-5401-nipponsteel-202306/ Thu, 29 Jun 2023 23:19:34 +0000 https://forexdealing.jp/?p=8192

今回は、長期投資銘柄として「ギリギリ合格点」だといえる銘柄を紹介する。 結論からいうと、日本製鉄(5401)は、5段階評価(S~E)でC評価だ。 C評価は、合否ライン上にある銘柄であって、同じC評価でも「ギリギリ不合格」 […]]]>

今回は、長期投資銘柄として「ギリギリ合格点」だといえる銘柄を紹介する。

結論からいうと、日本製鉄(5401)は、5段階評価(S~E)でC評価だ。

C評価は、合否ライン上にある銘柄であって、同じC評価でも「ギリギリ不合格」となるケースもある。

ところで、日本製鉄(5401)は、国内首位の粗鋼生産力を誇る銘柄だ。

直近数年だけを見ると、株価は上昇トレンドではあるものの、数十年に時間軸を延ばすと、大きな山が二つある。

もちろん、その中で下落トレンドの時期も相当長い。

長期間の間に「大きな山」を何度も作るような銘柄は、長期投資では、好ましくないので気がかりだ。

確かに「大きな山」が2つもありますね。

こういった銘柄は、何度も山を作っては落ちていく傾向があるからな・・・。保有中に大きな含み損になるリスクがあり、ストレスが溜まるんだよな。

5401 日本製鉄 – 銘柄概要と分析指標

証券コード5401
銘柄名日本製鉄
決算3月
設立1950年4月
上場1950年10月
業種名鉄鋼
本社東京都千代田区
従業員連106,068名<23.3>
ROE18.1% 予9.1%
PER7.2倍
PBR0.7倍
配当利回り4.7%
出典:会社四季報(楽天証券提供データ)から主要指標等を抜粋

銘柄の特色

粗鋼生産量で国内首位、世界4位。技術力に定評があり、高級鋼板に強い。

日本製鉄(5401)は、業界内で圧倒的なプレゼンスを誇る。

「国内首位」というのは、投資家にとって安心材料の一つとなる。

というのも、多くの監視の目に晒される分だけ、不祥事が起こるリスクが比較的低いと考えられるからだ。

さらに、規模の経済性を活かした経営がし易く、業界をリードする「高い成長性」にも期待が持てる。

分析指標の概要

ROE(自己資本利益率) – 18.1%

日本の上場企業のROEは、およそ9.5%が平均だ。

日本製鉄(5401)のROEは、その2倍程度であるため、効率的な経営資源の活用が行われているといえる。

しかし、会社四季報編集部の独自予想に基づき、四季報には、「(予)9.1%」との記載も見られる。

当サイトは、あくまでも実績ベースで評価するが、四季報編集部の予想通りに、今後、日本製鉄(5401)のROEが半減するようなことがあれば、この銘柄の魅力が低減し、もはや「長期投資向け」とは言えなくなってしまう。

PER(株価収益率) – 7.2倍

相場の加熱感を測る上での「中立」の目安は、PER20倍程度だ。

PER7.2倍ということは、加熱感はなく割安水準なのだが・・・割安で放置されていたということは、テーマ性がないなど、市場で脚光を浴びる理由が無いことが多い。

したがって、指標が「割安」だからといって、それだけを理由に買いに走るのは止めておこう。

PBR(株価純資産倍率) – 0.7倍

PBRも、割安であることを示唆している。

配当利回り – 4.7%

日本製鉄(5401)が上場する東証プライムでは、配当利回りの平均が1.6%程度となっている。

その中で、4.7%という配当利回りは、長期投資かにとって非常に魅力的に映る。

月足の値動きの確認

NipponSteel Stock Chart
NipponSteel Stock Chart

こちらが、日本製鉄(5401)の月足だ。

「非常に大きな山」を二回作っており、このようなチャートは、保有期間中に大きな含み損を抱えるリスクがあるため、あまり長期投資向けではない。

もっとも、日本株には、このような形状のチャートは多々見られるのだが・・・。

山を作りながらも「上昇トレンド」を描いている銘柄もあるため、敢えてこのような形状のチャートの銘柄を選ぶ必要はないだろう。

したがって、「チャートだけ」を見れば、日本製鉄(5401)は、長期投資銘柄として不合格だ。

サステナビリティ・チェック

当サイトの注目ポイント

当サイトでは、長期投資向けの銘柄を選ぶにあたり、「傾向・トレンド」とその持続性・持続期間等に着目している。

持続性があり、トレンドが鮮明になっている銘柄ならば、将来を予測しやすい。

例えば、米国株は、一貫して成長し続け、株価も上昇トレンドを描いている銘柄が多く見られる。

Stock market chart

その一方で、日本株は、月足ベースで大きなレンジを描いている銘柄も珍しくない。

一過性の好業績や業績悪化で、月足ベースのトレンドが大きなレンジを描くと、長期間の含み損を抱えることも少なくない。

そうすると、長期的な投資収益に寄与しない可能性も否定できないばかりか、大きな精神的ストレスを受け続けることになる。

投資で豊かな人生を実現するはずが・・・投資行為が藪蛇になり、苦痛を味わうのは避けたいところだ。

サステナビリティとは?

サステナビリティ(sustainability)は、日本語で「持続可能性」という。

広い意味で解釈すると、次の通りだ。

サステナビリティとは、将来に渡って、現在の社会機能等が持続していくことができる仕組みやプロセスのこと。

ところで、当サイトでは、効率的な経営資源の活用を評価する際に用いられる「ROE」という指標を注視している。

というのも、長期投資では、投資先企業の将来性・好業績の持続可能性が、重要なファクターになってくるからだ。

日本製鉄(5401)のサステナビリティ

「サステナビリティ」を、本稿のテーマである日本製鉄(5401)に当てはめてみよう。

日本製鉄が、鉄鋼業界内で持つ優位性(=株価の上昇要因)や、剰余金の高い配当水準等(=株価の上昇要因)は、引き続き、持続していくのか、持続していかないのか

このように書くと、小難しく感じられる。

ただ、当サイトでは、各分析項目について誰でもご理解いただけるよう、なるべく簡潔に説明していこうと思う。

なお、ここでは「長期投資を前提とした評価」を行っており、短期投資家にとっては、参考にならないので予めご了承いただきたい。

各項目の評価は、5段階評価(S~E)とさせていただく。

テーマ性

評価:C

日本製鉄(5401)には、際だって物色されるべきテーマ性があるとはいえない。

企業規模

評価:A

「粗鋼生産量で国内首位、世界4位」という実績は、特筆に値する。

もっとも、当サイトの企業規模の評価基準では、「世界首位級」か、それに近い規模の優位性がある場合にのみ、この項目をS評価としてる。

そのため、日本製鉄(5401)の企業規模は、A評価とさせていただく。

業績推移

評価:C

NipponSteel Performance trends
NipponSteel Performance trends

売上高は申し分ないのだが、どうしても、利益が安定しない傾向があるようだ。

株価は、利益に対して敏感に反応するため、赤字転落となると、ともすれば、投資家が大きな含み損を抱える羽目になる

それらを総合的に加味して、C評価とさせていただく。

配当金の傾向

評価:C

NipponSteel Dividend
NipponSteel Dividend

業績が不安定だと、どうしても配当金も不安定になってしまう。

とはいえ、赤字でも無配転落とはならず、なんとか踏ん張って「10円の配当」を実施している。

それに、業績が回復した2022年、23年には、大幅な増配を実施。株主に対して一定の配慮を見せている。

そのことを評価して、D評価に近い・・・C評価とさせていただく。

株価トレンド・値動きの評価(月足)

評価:C

日本製鉄(5401)の月足チャートが、長期投資には向かないのは、先述の通りだ。

しかも、月足ベースだと、ボラティリティがあまりにも高すぎる。

もっとも、長期下落トレンドではない点は、一応評価する必要があるだろう。

そのため、長期投資を前提とした月足チャートの評価は「Dに近いC評価」とさせていただく。

まとめ

総合評価:C

  • 日本製鉄(5401)は、決して長期投資に向いているとはいえない。
  • 月足チャートは、超長期で見ると上昇トレンドでも下落トレンドでもない。
  • 高ROEや業績回復時の配当金の高さを評価して「長期投資銘柄としてギリギリ合格点」だ。
  • 特に直近の配当利回りは、「4.7%」という高水準だ。
  • ただ、高配当の持続可能性には疑義が生じる。
]]>
【2784 アルフレッサ】ボラティリティの大きい低ROE銘柄 https://forexdealing.jp/stock-analysis-2784-alfresa-202306/ Sat, 24 Jun 2023 01:43:05 +0000 https://forexdealing.jp/?p=8154

今回は、長期投資にあまり向かないであろう銘柄を紹介する。 アルフレッサ(2784)は、指標を見る限り「低ROE」であり、経営資源の効率的活用による利益創出が上手くできていない。 その経営状態は、長い目で見ると業績の持続的 […]]]>

今回は、長期投資にあまり向かないであろう銘柄を紹介する。

アルフレッサ(2784)は、指標を見る限り「低ROE」であり、経営資源の効率的活用による利益創出が上手くできていない。

その経営状態は、長い目で見ると業績の持続的成長性に「トレンド」として表れ、やがて株価にも反映される。

アルフレッサ(2784)の月足チャートについても詳しくは後述するが、ボラティリティが高くトレンドも安定しない。

そのため、こちらの銘柄を「短期目線」で買うことはできても、数年単位の「長期目線」での現物株投資には、不向きだといえる。

超長期目線では、大雑把に見れば上昇トレンドだと言えなくもないですが・・・。

アルフレッサは、月足のボラティリティがあまりにも大きすぎ。

買った時期によっては、大きな含み損になって、長期保有中にストレスが溜まりそうですね。

2784 アルフレッサ – 銘柄概要と分析指標

証券コード2784
銘柄名アルフレッサ
決算3月
設立2003年9月
上場2003年9月
業種名卸売業
本社東京都千代田区
従業員連11,772名<23.3>
ROE5.4% 予4.5%
PER17.18倍
PBR0.91倍
配当利回り2.93%
出典:会社四季報(楽天証券提供データ)から主要指標等を抜粋

銘柄の特色

医薬品卸で国内首位。M&Aで規模拡大を進め、全国展開を目指す。医薬品等製造も展開。

国内首位の企業規模は、長期投資をする上で安心感がある。

大きな企業だからこそ、より一層多くのステークホルダーの厳しい監視の目が光り、間違ったことはできないのが一般的。

そのため、不祥事が生じるリスクも、小規模企業に比べたら抑えられるだろう。

それに、「規模の経済性」により、合理的かつ効率的な経営がし易いというメリットもある。

もっとも、それらは全て分析指標や業績に反映されるため、早速だが、分析指標を見ていこう。

分析指標の概要

ROE(自己資本利益率) – 5.4%

日本の上場企業のROEは、およそ9.5%が平均だといわれている中で、アルフレッサ(2784)の場合はその半分しかない。

医薬品卸で国内首位という規模の経済性(=優位性)があるのに、経営資源を効率的に活用できていないという点は、ネガティブな視点で注目せざるを得ない。

PER(株価収益率) – 17.18倍

PER20倍程度が、相場の加熱感を測る上での「中立」の目安だと昔からいわれている。

17.18倍ということは、割安でも割高でもない。

PBR(株価純資産倍率) – 0.91倍

PBRも「中立」程度の数値であって、加熱感はない。

配当利回り – 2.6%

アルフレッサ(2784)が上場する東証プライム市場において、配当利回りの平均は、約1.6%といわれている。

東証プライムの平均水準との相対評価では、まずまずの配当だといえる。

だが、「長期投資の対象」として見ると、若干心細く感じられるのではないだろうか。

そして、アルフレッサの月足のボラティリティは、かなり高めだ。

投資家が、株式を長期間保有する間に耐えなければならない「ボラティリティの高さ」を考慮すると、長期投資において「保険的な役割」を果たすべき配当金の水準として、とてもではないが、投資家が満足できるとは言いがたいだろう。

値動きの確認

月足

Alfresa Stock Chart
Alfresa Stock Chart

こちらが、アルフレッサ(2784)の月足だ。

画面の左端から右端の位置関係を見ると、上昇トレンドだといえる。

しかし、ボラティリティが大きすぎるため、エントリーした位置によっては、大きな含み損を抱える期間の長い「塩漬け状態」に陥るリスクがある。

ところで、チャートに表れる値動きの結果だけ見れば、大底でエントリーするのも難しくないように錯覚しがちだ。

しかし、値動きの先を見通すのは、投資のプロフェッショナルであっても容易にできることでない。

運要素を除き、実力で「大底」で買うことなどは、極めて困難だ。

そのため、アルフレッサ(2784)の月足の値動きを見る限り、この銘柄は、数年単位の長期保有には不向きだと評価する。

こんなに大きな値幅を取って上下動されたら、大きな含み損を抱えるリスクがあるのは、目に見えています・・・。

恐らく、この銘柄で多くの長期投資家が散っていったことでしょう。

このような銘柄は、長期投資をするなら絶対に避けたいところだな。

サステナビリティ・チェック

当サイトの注目ポイント

当サイトでは、長期投資向けの銘柄を選ぶにあたり、「傾向・トレンド」とその持続性・持続期間等に着目している。

持続性があって、トレンドが鮮明になっている銘柄ならば、将来を予測しやすい。

その一方で、一過性の「特需」で業績が好転し、短期的に増配するような景気敏感株等は、浮き沈みが激しく将来予測も立てづらいし、なにより長期安定収入に寄与しないことも多い。

そのような特需・一過性の好業績銘柄は、長期投資向けとはいえない。

投資のプロフェッショナルは、投資で「稼ぎ続けるのが仕事」です。

そう。だから、投資判断においても、「再現性」や「持続可能性」といった要素が大事なんだよな。

サステナビリティとは何か?

サステナビリティ(sustainability)は、「持続可能性」と訳される。

「環境問題を議論する場面で出てくることがことが多い」という印象があるのではないだろか。

だが、この言葉は、環境問題の専門用語などではなく、広い意味で次のような解釈が為されている。

サステナビリティとは、将来に渡って、現在の社会機能等が持続していくことができる仕組みやプロセスのこと。

ところで、当サイトでは、効率的かつ合理的な経営資源の活用を評価する際に用いられる「ROE」という指標を注視している。

というのも、長期投資をする上では、投資先企業の将来性・好業績の持続可能性が、重要なファクターになってくるのだが、株式投資でよく用いられる「ROE」は、それらの目安を示してくれるからだ。

アルフレッサ(2784)のサステナビリティ

「サステナビリティ」を、本稿のテーマであるアルフレッサ(2784)に当てはめてみよう。

現在、アルフレッサが、医薬品卸業界内で持つ優位性(=株価の上昇要因)や、剰余金の配当等は、引き続き、持続していくのか、持続していかないのか

こう書くと、小難しく感じられるかもしれない。

ただ、当サイトでは、一般の個人投資家の皆さんが、誰でもご理解いただけるよう、各分析項目について簡潔に書かせていただくつもりだ。

各項目の評価は、5段階評価(S~E)とさせていただく。

テーマ性

評価:C

2023年6月現在の医薬品卸業界やアルフレッサ(2784)に、他の業界・企業と比べて相対的に注目すべきテーマ性は無い。

コロナ禍明けということもあり、「医薬品業界」という括りより、個別銘柄の業績・将来性等に着目して物色されやすい相場環境だ。

企業規模

評価:A

医薬品卸で国内首位という、業界内で放つ存在感の高さと優位性は高く評価したい。

業績推移

評価:B

Alfresa Performance trends
Alfresa Performance trends

アルフレッサ(2784)の近年の業績は、赤字転落も無く、年度毎の数値だけを見ると申し分ない。

しかし、先述の通り、ROEが僅か5.4%に留まっており、将来性や持続可能性を推し量る上で気がかりだ。

実際に、アルフレッサ(2784)の業績に「成長性」があるかというと、現状維持のトントンで精一杯という状態になっている。

そのような点も勘案して、「B評価」とさせていただく。

配当金の傾向

評価:C

Alfresa Dividend
Alfresa Dividend

配当金は、概ね増配傾向だ。

しかし、長期投資の銘柄としては、株価に対して配当金の水準が高いとはいえない(=配当利回りが低い)ことや、月足ベースでのボラティリティが大きすぎるため、長期投資において欠かせない「配当の保険的役割」を担いきれないことを加味すると、「C評価」が相当だろう。

なお、アルフレッサ(2784)は、2014年に株式を4分割している。

株価トレンド・値動きの評価(月足)

評価:C

月足の株価トレンドについては、先述した通り、長期投資向けではない。

アルフレッサ(2784)は、ボラティリティが大きすぎる。

そのため、「株の将来の値動きを完璧に読める」という超人にとっては格好の餌食になるのだが・・・そのような超人は、滅多におらず、ここで「稀にみる超人向けの評価」を付けても仕方がない。

長期投資をする一般個人投資家にとっては、「C評価」が相当だろう。

まとめ

総合評価:C

  • アルフレッサ(2784)は、長期投資に向いているとはいえない。
  • 企業規模は申し分ないのだが、ROEが低く、効率的な経営資源の活用に疑義が生じる。
  • 年度毎の業績だけを見ると決して悪くないのだが、その持続可能性や成長性には、一抹の不安が残る。
  • 長期投資対象としては、ボラティリティが大きすぎる。
  • 配当利回りは、ボラティリティとのバランスが大事。アルフレッサ(2784)は、そのバランスが悪い。

単に規模がデカいだけの組織やチームのことを、「頭の悪い鯨」とか、「使えないゴリラ」だと揶揄したりしますよね。

そんな表現あったっけ・・・?

]]>
【5108 ブリヂストン】月足ベースで強い上昇トレンド https://forexdealing.jp/stock-analysis-5108-bridgestone-202306/ Thu, 22 Jun 2023 07:21:48 +0000 https://forexdealing.jp/?p=8095

今回は、強力な長期上昇トレンドを描くブリヂストン(5108)をご紹介したい。 タイヤメーカーで世界首位を誇る、この銘柄の投資妙味を見ていこう。 前回のNTT(9432)に続き、ブリヂストンも長期投資にピッタリな銘柄だ。 […]]]>

今回は、強力な長期上昇トレンドを描くブリヂストン(5108)をご紹介したい。

タイヤメーカーで世界首位を誇る、この銘柄の投資妙味を見ていこう。

前回のNTT(9432)に続き、ブリヂストンも長期投資にピッタリな銘柄だ。

ブリヂストンといえば、日本で知らぬ者はいない超名門・大手企業ですよね!

大手でも、株価が低迷している企業はあるからな。

おっと、そういえば・・・もし良ければ、お手すきの折りに、NTT(9432)の投資対象としての善し悪しを評価した前回記事も読んでみてくださいね。

Manhole cover NTT in Hirosaki

9432 NTT – 銘柄概要と分析指標

Bridgestone Potenza race tires at Grand Prix
Bridgestone Potenza race tires at Grand Prix
証券コード5108
銘柄名ブリヂストン
決算12月
設立1931年3月
上場1961年10月
業種名ゴム製品
本社東京都中央区
従業員129,262名<22.12>
ROE10.7% 予11.1%
PER11.20倍
PBR1.38倍
配当利回り2.93%
出典:会社四季報(楽天証券提供データ)から主要指標等を抜粋

銘柄の特色

タイヤ製品で世界首位を誇る。1988年には、米国の大手ゴム、タイヤメーカーの「ファイアストン」を買収し、北米拠点のタイヤ製造・卸売事業子会社「ブリヂストン・ファイアストン」として世界展開を推進。タイヤ管理事業(タイヤソリューション)なども展開している。

なんといっても、「世界首位」という点が大きな魅力だ。

もう一度言おう、日本だけではなく「世界」に顧客が散らばっている。

世界のタイヤ需要に応えられる「質・量」を担保したブリヂストンの製品供給力は、そう簡単に衰えることはないだろう。

東証上場企業 ゴム製品売上高ランキング

Rubber product Marketplace
出典:Quick Money World “Rubber product Marketplace”

日本国内のゴム製品市場シェアを見渡しても、ブリヂストン(5108)が売上高4兆円超となっており、2位の住友ゴムの4倍以上だ。ブリヂストンが、ゴム製品マーケットで、圧倒的なシェアを誇ることが分かる。

分析指標の概要

ROE(自己資本利益率) – 10.7%

日本の上場企業のROEは、およそ9.5%が平均値だと言われている。

そのような中で、ブリヂストン(5108)は業界首位級の規模を誇る巨大企業でありながら、「10.7%」のROEを維持していることは、高く評価したい。

PER(株価収益率) – 11.20倍

日本取引所グループ(JPX)が提供する資料によると、2023年5月の時点で、東証プライム市場に上場する「ゴム製品」の企業は11社あり、それらの平均PERは、12.4倍となっている。

ブリヂストン(5108)は、際だって割安感があるという訳ではないものの、すくなくとも現水準において、加熱感は全く感じられない。

PBR(株価純資産倍率) – 1.38倍

東証プライム市場でゴム製品に分類される11社の平均PBRは、0.9倍だ。

この点だけを見ると、ブリヂストン(5108)は若干割高に感じられる。しかし、マーケットで買い方が強気な「モメンタムが強い」状況下では、得てしてこの値が高くなる。

そのため、この値だけを切り取って「割高だ」と評価するのは早計だろう。

配当利回り – 2.93%

東証プライム市場全体の配当利回りの平均は、およそ1.6%程度だといわれている。

そのことを踏まえると、ブリヂストン(5108)の配当利回りは高いといえる。

近年の海運業の配当金を見ると、約3%の配当利回りは随分物足りなく見えますよね。

でも、長期投資では、持続可能性が非常に大切なんだよな~。

海運って景気敏感株だから、不況になったときの暴落も怖いし。

値動きの確認

月足

Bridgestone
Bridgestone

比較的ボラティリティが高く、大きく波打ちながら・・・ではあるものの、概ね上昇トレンドが続いている。

長期投資の対象として評価するならば、「ギリギリ合格点」のチャートだといえる。

コロナ禍で大きく値を下げているのが、特徴的ですね。

半導体不足で自動車が減産になった影響も大きいだろうな。

サステナビリティ・チェック

当サイトの注目ポイント

当サイトでは、長期投資向けの銘柄選定にあたって、「傾向・トレンド」とその持続性・持続期間等に着目している。

特需で一時的な異常値(特別利益等)が出ても、それが続かなければ長期投資向けの銘柄とは言えない。

むしろ、異常値が度々出るような銘柄は、将来の株価や配当金の予測を立てづらいため、できる限り回避したいところだ。

そもそも、サステナビリティとは?

日本語に直すと、サステナビリティは「持続可能性」という。

環境対策などの場面で、「サステナビリティ・持続可能性」といったキーワードを度々目にするようになって久しい。

だが、これらのキーワードは、決して環境対策の専門用語などではない。

広い意味でこの言葉を捉えると、下記のような解釈になる。

サステナビリティとは、将来に渡って、現在の社会機能等が持続していくことができる仕組みやプロセスのこと。

ブリヂストン(5108)のサステナビリティ

「サステナビリティ」を本稿のテーマであるブリヂストン(5108)という銘柄に当てはめると・・・

現在、ブリヂストンがゴム製品業界内で持つ優位性(=株価の上昇要因)と、その結果として生まれた「好業績・高配当」といった事実(=株価の上昇要因)が、引き続き、持続していくのか、持続していかないのか

このような見方もできる。

もっとも、当サイトでは、小難しい「学問チック」な話をすることはない。

一般の個人投資家の皆さんが、誰でもストレス無く、スムーズにご理解いただけるようなお話をさせていただくつもりだ。

なお、各項目の評価は、5段階評価(S~E)とさせていただく。

今回から、テーマ性と企業規模を評価項目に追加した。

テーマ性

評価:C

特筆すべきテーマ性があるとはいえない。

もっとも、コロナ禍明けで需要が回復するという意味では注目に値するが・・・

それは、あくまでも「事業環境の回復」であって、成長ではない。

企業規模

評価:S

ブリヂストン(5108)は、タイヤメーカーとして世界首位に君臨する。

圧倒的な存在感とその持続可能性の高さは、特筆すべきものがある。

現に、業界首位級の座を奪われることがなく、長年に渡り「高いポゼッション」を維持してきたという実績もある。

業績推移

評価:B

Bridgestone Performance trends
Bridgestone Performance trends

売上高は安定しているものの、2020年には、利益が大幅に減少している。

これは、業界全体の脆弱性・不安定性が表れたものであって、ブリヂストンの個別企業側の要因ではないと見られる。

とはいえ、コロナ禍や半導体供給に左右されるという、業界の脆弱性を無視して高評価を与える訳にはいかない。

コロナ禍や半導体不足という、世界的な危機的状況を克服し、黒字をキープしたブリヂストン(5108)の企業努力と、その結果から垣間見える持続可能性の高さを評価して、「B評価」が相当だと考える。

コロナ禍や半導体不足が重なるなんて、数十年に一回あるかないか・・・でしょうから、ここで利益を出し続けられたなら、相当サステナビリティが高い企業だと言えますよね。

配当金の傾向

評価:A

Bridgestone Dividend
Bridgestone Dividend

長年に渡って高水準の剰余金の配当が実施されている。

しかも、2020年の大幅減益の際も配当金を維持したことは、長期投資家の目線で高く評価したいところだ。

とはいえ、東証市場全体を見渡すと、より高い配当利回りをキープしている企業もあるという事実を踏まえると、上記実績を「S評価」とするのは大げさだろう。

株価トレンド

評価:B

月足ベースで大きな上昇トレンドを描いているのは、先述の通りだ。

しかし、ゴム製品業界全体の弱さが、チャートの所々に表れてしまっている。

投資対象として評価するとなると、どうしてもその点を減点せざるを得ないので「B評価」とさせていただいた。

まとめ

総合評価:A

  • ブリヂストン(5108)は、長期投資の投資対象として相応しいといえる。
  • 企業単体で見ると「優等生」だが、業界の脆弱性や不安定感が払拭しきれない。
  • 業界全体に迫る危機的状況を克服した実績を見ると、同社のサステナビリティは、比較的高い。
]]>
【9432 NTT】長期上昇継続・配当利回りも高水準 https://forexdealing.jp/stock-analysis-9432-ntt-202306/ Wed, 21 Jun 2023 10:19:34 +0000 https://forexdealing.jp/?p=7910

はじめに、投資のプロフェッショナルは、長期投資においてはファンダメンタルズ分析を、一方で短期投資ではテクニカル分析を重視する傾向がある。 当サイトでは、「長期投資」の目線で銘柄選定を行っているため、ファンダメンタルズ分析 […]]]>

はじめに、投資のプロフェッショナルは、長期投資においてはファンダメンタルズ分析を、一方で短期投資ではテクニカル分析を重視する傾向がある。

当サイトでは、「長期投資」の目線で銘柄選定を行っているため、ファンダメンタルズ分析に関する記述が多くなることを予めご了承いただきたい。

ちなみに、あまりにも難解な分析結果を記載しても、説明が冗長になってしまうため、本稿では、一般の個人投資家の方でも馴染みがあると思われる分析項目に絞って記載させていただいた。

結論からいうと、NTTは、日本株の中で相対的に長期投資に向いています!

長期投資向けの銘柄って、多くはないから貴重な存在だよな。

9432 NTT – 銘柄概要と分析指標

証券コード9432
銘柄名日本電信電話
決算3月
設立1985年4月
上場1987年2月
業種名情報・通信業
本社東京都千代田区
従業員338,651名<23.3>
ROE14.4% 予14.7%
PER11.75倍
PBR1.63倍
配当利回り2.93%
出典:会社四季報(楽天証券提供データ)から主要指標等を抜粋

分析指標の概要

ROE – 14.4%

ROEは、「Return On Equity」の略で、自己資本利益率のことを指す。

株主が出資したお金をもとに、どれだけ多くの利益を上げているのかを表しており、その企業が効率的にお金を稼ぐことができているのかを判断する目安となる。

どれだけ潤沢な経営資源があっても、非効率な経営を行えば、業績を持続的に向上させることは難しい。

そのため、業績も株価も「右肩上がり」の経営を行うには、「持続的な高ROE」を実現する必要がある。

日本の上場企業のROE平均値は、およそ9.5%程度だと言われている中で、巨大企業のNTT(9432)が「14.4%」という値をたたき出すのは、立派な成果だといえる。

ちなみに、ROEの値は、高ければ高いほど良いという訳でもない。

ROEの値が高すぎると、「一過性の利益ではないか」ということや、「決算書の数値を操作していないか」といったことを疑う必要が出てくる。

PER – 11.75倍

PERは、「Price Earnings Ratio」の略であり、日本語では株価収益率という。

EPS(一株あたり純利益)の何倍の株価になっているのかを示し、株価の割高感・割安感を示す目安として用いられることが多い。

東証上場企業のうち、情報・通信業の平均PERは、55倍程度となっている。それに、東証プライム上場の情報・通信業に限定したとしても、平均PERは、30倍前後だ。

したがって、NTT(9432)は、上場企業の中では「割安感」が感じられる銘柄だといえる。

PBR – 1.6倍

PBRは、「Price Earnings Ratio」の略であり、日本語では株価純資産倍率という。

株価が、BPS(一株当たり純資産)の何倍になっているのかを示す。

東証プライム上場企業のうち、NTTと同じ情報・通信業の平均PBRは、2.5倍前後となっている。

したがって、NTT(9432)は、こちらの指標を見ても「割安感」があるといえる。

配当利回り – 2.93%

配当利回りは、株価に対する年間配当金の割合を示す指標だ。

東証プライム上場企業の配当利回り平均値は、およそ1.6%前後だと言われている。

そのため、NTT(9432)は、平均の2倍弱の配当収入が見込めることになる。

配当金は、株価が値下がりした時に保険的な役割を果たします。

そのため、長期投資家にとって、一定以上の配当金が安定して出ることは、もの凄く大切になってきますね!

値動きの確認

月足

NTT
NTT

NTT(9432)の月足の株価は、長期に渡って右肩上がりとなっている。

長期投資家にとっては、理想的なチャートだ。これほど強力な上昇トレンドは、そう簡単に崩れることはない。

時として、押し目を形成するが、そのようなポイントで押し目買いが入りやすい。

そのため、大きな不祥事でも起こらない限りは、大崩れが来ることは滅多にないだろう。

投資のプロは、持続可能性をチェックする

「持続可能性」とは?

いくら好業績で高配当であったとしても、一過性のものであれば、その銘柄の恩恵に預かり「儲け続ける」ことは難しい。

そして、投資のプロフェッショナルは、「投資で儲け続ける」こと自体が仕事であって、一過性の儲けには、関心が薄い。

したがって、投資のプロは、好業績・高配当・株価トレンドの「持続可能性」を評価して、個別銘柄へ投資するか否かを評価することが合理的だと考えている。

NTT(9432)の持続可能性の高さとは?

本項では、「業績・配当・株価トレンド」という、長期投資で欠かせない主要な3項目に絞って見ていこうと思う。

当サイトでは、1年毎の絶対値よりも数年以上の「推移、傾向、トレンド」といった部分に着目している。

データの出典は、「ヤフー!ファイナンス」から無料で取得できる内容なので、皆さんも関心のある企業の業績推移や配当金の傾向等を調べてみてはいかがだろうか。

なお、評価は、5段階評価(S~E)とさせていただく。

業績推移

評価:A

NTT Performance trends
NTT Performance trends

売上高は、安定しており、少なくとも上記期間中については、短期的な乱高下が見られない。

情報・通信業界において、NTT(9432)に対する需要と供給が安定していることの証左であって、その安定感は、今後突然崩れ去るとは考えづらい。もっとも、予見困難な突発性の高い不祥事が生じた場合には、話は別だが。

業績の安定感は抜群なのだが、「S」をつけるほどの成長性の高さは見られないため、「A」評価が相当だろう。

配当金の傾向

評価:A

NTT Dividend
NTT Dividend

長年に渡り、配当金は一定の水準を保っており、安定した収入源として期待しても良さそうだ。

長期目線だと、直近で配当金の金額や配当利回りが乱高下している銘柄には、やはり手を出しづらい。

ただ、NTT(9432)株価の上昇にあわせて配当金が上昇していない(=配当利回りが下落している)ところが、唯一、気がかりなポイントだ。

株価トレンド

評価:A

先ほど記載したように、株価は、長期的な上昇トレンドを形成している。

月足ベースでの強力な上昇トレンドは、5段階中、2番目に高い評価「A」に相応しいといえる。

まとめ

総合評価:A

  • NTT(9432)は、長期投資に向いている銘柄だといえる。
  • 業績推移や株価トレンドに、「安定感」が感じられる。
  • 既に相当上昇しているようにも見えるが、各種指標は「割安感」を示唆している。
]]>
【8766 東京海上HD】独禁法違反の疑いで大幅下落 https://forexdealing.jp/stock-analysis-8766-tokyomarinehd-202306/ Tue, 20 Jun 2023 03:48:29 +0000 https://forexdealing.jp/?p=8078

6月19日午後、東京海上日動火災保険などの大手損保が、大手私鉄グループ関連企業との取引を巡って、独占禁止法違反となる「カルテル」を結んでいた疑いがあることが報道された。 これにより、20日寄り付きから損保各社の株価は、窓 […]]]>

6月19日午後、東京海上日動火災保険などの大手損保が、大手私鉄グループ関連企業との取引を巡って、独占禁止法違反となる「カルテル」を結んでいた疑いがあることが報道された。

これにより、20日寄り付きから損保各社の株価は、窓をあけて急落。

8766 東京海上日動HDの株価は、前引け時点で前日比5.12%下落の3,225円となっている。

Tokio Marine Holdings
Tokio Marine Holdings

東京海上日動が主導役を担った疑いも

損保の経営を監督する金融庁は、本件に関係する損保各社に対して、保険業法に基づき報告徴求命令を出している。

報告命令を受けたのは、東京海上のほか、損害保険ジャパン、三井住友海上火災、あいおいニッセイ同和損保の4社だ。

新聞各社の報道によると、東京海上が主導して、上記各社が火災保険などの保険料を同程度の水準に設定し、大手私鉄グループに提示していた模様だ。

それらの契約はいずれも取引規模が大きく、損保一社だけで引き受けることは難しかったという。そのため、各社が契約を分担して引き受ける共同保険方式を採ったとのことだ。

独禁法の下で適正に市場競争原理が働けば、損保各社は、保険料の値下げ競争等で他社との差別化を図るはず。しかし、そのような競争を妨げる「カルテル」は、消費者にとって不利益となる場合があるため、独占禁止法で禁止されている。

「優越的地位の濫用」の疑いも視野に

「引き受け手が無い」という、商取引上、売り手にとって優越的な状況や地位を濫用したとしたら、独占禁止法で禁じられた「優越的地位の濫用」に該当する可能性も否定できない。

このため、金融庁から業務停止処分等の重い行政処分が下されるという市場の憶測も呼び、本日20日の相場での大幅下落に繋がったとみられる。

非常事態の際のエントリーは慎重に

「5%も値下がりしているなら、ここは買いだ!」と飛びつきたくなる投資家心理も理解できる。

だが、本件については、慎重に買い時を探るべきだ。

市場の憶測が現実となった場合には、更なる株価下落に繋がる可能性もあるからだ。

この荒れ相場でエントリーを検討するとしたら、「損保業界とは直接的な関係の薄い好業績・高配当株」とするのが無難な判断だろう。

東京海上HDの株価は、綺麗な上昇基調を描いていただけに、今回の不祥事は本当に残念ですし、もったいないですね。

投資家泣かせですよ。幸いにも、僕は損保株を持っていませんでしたが・・・。

俺も損保は持ってなかった。

でも、そろそろ買おうかな~と思っていたから、危なかったよ。

企業の不祥事ばかりは、企業外部の人間だと読み切れない部分もあります。だからこそ、「徹底した分散投資」で、リスクを抑えることが大切ですよ!

]]>
稼ぐ投資家の再現性の高い思考メソッド https://forexdealing.jp/highly-reproducible-thinking-method-for-investing/ Mon, 19 Jun 2023 22:46:06 +0000 https://forexdealing.jp/?p=7915

「思考メソッド」というと、横文字混じりで、少し抵抗感を感じられるかもしれない。 だが、難しく考えないでほしい。 ここでは、実際に外資系金融機関で日々、大金を動かし続け、利益を確定し続けてきたトレーダーの素の思考回路と、収 […]]]>

「思考メソッド」というと、横文字混じりで、少し抵抗感を感じられるかもしれない。

だが、難しく考えないでほしい。

ここでは、実際に外資系金融機関で日々、大金を動かし続け、利益を確定し続けてきたトレーダーの素の思考回路と、収益性を高める上で効果的な思考などについて、少しでもご紹介できればと思う。

マニュアル本のように、「このような手順で考えるべきだ」というような話をするつもりはない。

そして、本稿でご紹介する思考メソッドは、投資全般に関わることであって、株式投資だけでなく、FXや不動産投資にも用いることができる。

そればかりか、ビジネス全般においてその重要性が叫ばれて久しい、「業務標準化」にも通じる部分がある。

もっとも、本稿の思考メソッドを読んだからといって、個人投資家の皆さんが、直ちに常勝トレーダーに変身できる訳ではない。

具体的な取引手法(ロジック)については、本稿で触れないので、予めご了承いただきたい。

勝負をする前に徹底的に「ロジック」を考える

Exchange Rate icon on a round button RoundSeries

プロは、「目の前の勝負に勝つこと」よりも、「再現性の高いロジックを考えること」に対して、時間と労力を費やす。

もちろん、一勝、一勝の積み重ねが大きな実績になるわけだが・・・そもそもの話として、それらの勝利の積み重ねは、ロジックがあってこそ、目標から「事実」へと自らの実力によって変化させていけるもの。

したがって、プロは、目の前の一勝を淡々ともぎ取っていくし、負けて次の勝負へ移るべき時には、淡々と損切りを執行する。

そう、全ては「ロジック」に従って。

目の前の一勝よりも、ロジック通りに投資することにこだわる

投資のプロは、目の前の一勝には全くこだわらない。ロジック通りに投資することに、徹底的にこだわるのだ。

先ほどから何度も登場する「ロジック」というキーワード。このキーワードは、非常に重要だ。

ここでいうロジックとは、プロ投資家にとってビジネスモデルのようなものだ。つまり、その人でなくても、そのロジックに沿って粛々とトレードを行えば、誰でも同等の成果を出すことができる。

まさに、それがプロが目指すべき理想の投資の在り方だ。そのため、現に近年では、ICT技術やAI(人工知能)の発達に伴い、トレードの自動化への試みが、以前にも増して盛んになっている。

大手外資系金融機関のトレーディングの実務を担うのは、今や「PCプログラム」だ。

そのプログラム、いわゆる取引のロジック(AIの脳みそ)を開発するのが、大手外資系金融機関の運用担当者や運用部門のプログラマの主要な仕事の一つとなっている。

私は、外資系金融機関から転職し、小さな会社で働いていた時に、経営層と共にビジネスモデルについて議論することが多々ありました。

確かに、ビジネスモデルと投資のロジックには、考え方の根本部分で通じるところがありましたね。

ロジックも無く、相場の荒波に入る者は「カモ」

確たるロジックも無い状態で、厳しい相場に突入する素人の個人投資家は、大手外資系金融機関の運用担当者にとって、まさに「絶好のカモ」だと言わざるを得ない。

個人投資家であれば、「どうして、自分はこうも簡単に投資で資金を溶かしてしまうんだろう。」と思ったことはないだろうか。投資に本腰を入れて資金を投じた者であれば、一度は、そう思ったことがあるはずだ。

その答えは簡単。

個人投資家の皆さんが、大手外資系金融機関の強力な投資戦略・ロジックに対して、対等に抗い勝負できるだけの高度なノウハウを持たずに相場へ参戦したことが、資金を溶かしてしまった大きな原因だ。

もし、現在も「ロジック」を持たずに投資を続けているのであれば、一旦、今すぐに投資の手を止めよう。

そして、ロジックを練ることに時間と労力を注ぐべきだ。

プロからすると、ロジックを持たずに投資をするなんて信じられない!

Oh, my God!

お前は、元プロだろ。

肩書きで判断するならそうですね。

とはいえ、今も、プロとして仕事をしていた当時と、ほとんど変わらない投資パフォーマンスを出していますよ。個人投資家として。

ちなみに、ロジックの作り方は?Please give me a clue.

「ロジックを作れ」と言われても、そもそも、これまで全くロジックを作ったこともない・・・ロジックと縁もゆかりもないという方も、読者の皆さまの中にはいらっしゃるかもしれない。

そこで、「思考メソッド」という本題から横道にそれるが、ロジック作成の手順をほんの少しだけ、「チラ見せ」してみよう。

STEP
過去の価格変動の情報を集める

過去の価格変動が将来に再現されるとは限らない。

しかし、多くの市場参加者が、過去の値動きを参考にして将来の金融商品価格を「読もう」としている。その為、過去の値動きと似た動きが、必然的に繰り返される。

そこで、過去の価格変動の情報を徹底的に収集しよう。今は、誰もが、株価チャートや為替レートといった情報を証券会社から無料で入手することができる。

STEP
過去の値動きの中から「共通点」を見いだす

不思議と繰り返される「似た値動き」が、いくつも見つかるはずだ。

数分で見つからないなら、数時間、共通点が見つかるまでチャートと睨めっこしてほしい。

STEP
仮説を立てる

共通点が見つかっても、それが過去のものである限り、その情報だけをもとに将来の稼ぎに繋げることはできない。

そこで、そのような値動きが発生するのを事前に読む方法を考える必要がある。

つまり、「どのような条件の下」でそのような値動きが再現されるのかを研究するのだ。まずは、そのときの状況を徹底的に調べ尽くし、仮説を立てて検証するといったことを繰り返す。

STEP
仮説の検証(バックテスト)

値動きを「読む」ための仮説を立てたら、それを実際の値動きの中で検証していく。

システムトレードでは、これを「バックテスト」という。何十回、多い時には何百・何千回といったバックテストを繰り返し、仮説を検証していく。

個人投資家の間でも、システムトレードが盛んに行われるFXの場合、バックテストはMT4というフリー・ソフトウェアで行うことができる。

なお、MT4を用いた「バックテストのやり方」については、当サイトの下記記事を参考にしてほしい。

How to do a highly accurate backtest with MT
STEP
上記②~④の繰り返しを経て、優秀な成績を残すロジックを採用!

ここでようやく、リアルマネーを使ってロジックに基づいた投資を行うことになる。

もっとも、慎重に投資を行いたいのであれば、「デモ・アカウント(実際の金融商品の値動きに近い動きをする、仮想の口座。実際のお金を使わずに利用できる。)」で、運用のシミュレーションを行って、そのロジックが思い通りの成果を出せるものであることを確認しよう。

ちなみに、本稿を執筆する私自身も、大手外資系金融機関で多くのロジックを作成し、実際に資産運用の実務で収益を上げてきた。

プロの投資は「計算できる投資」でなければならない

ここまでお読みいただければ、ロジックの大切さは既にご理解いただけたことだろう。

では、なぜ投資のプロフェッショナルは、ロジックを大切にするのか・・・それは、投資のプロは、「一時の成功」ではなく、「成功者であり続けること」を望むし、そうでなければならないからだ。

大手外資系金融機関では、稼げないトレーダーは、すぐに解雇されてしまう。

仕事としてトレーディングに取り組む以上、稼ぎ続けることが「ベターではなく、マスト」なのだ。

それに、計算できない投資をしていたら、自社の株主に対する説明もつかない。特に上場企業であれば、業績予想もまともに立てられないようでは、もはや、会社として成立しなくなる。

つまるところ、「計算できる投資」をすることが、投資のプロにとってはマストなのだ。

そのために、投資のプロは、再現性の高いロジックを大切にするし、株式投資や外国為替ディーリングのロジックを磨き続けることに対して、全神経を注ぐ。

外資系金融機関は、本当にドライですよ。日本企業とは違い、突然、解雇を言い渡されることもザラにありますからね。

仲の良かった同僚が、何人もクビになっていきました・・・。

迫りくる「リスク」も精緻に計算して備える

リスクとは、不確実ではあるものの、測定可能なもののこと。

全くもって測定不可能な「真の不確実性」とは区別して考える。

ちなみに、リスクは「悪いこと」について使われることが多いが、「良いこと(いわゆる、ラッキーなこと)」もリスクのうち。

FOREX Dealing DANGER

投資という、あまりにも不確実かつ不安定な世界で個人投資家が生き延びるには、それらの「善し悪しのあるリスク」の管理を徹底せねばならない。

そして、リスク管理は、結果論的で対症療法のような後手後手の対応をするのではなく、予め再現性の高い仕組みに組み込んでおく必要がある。

このリスク管理を究極的に突き詰め徹底したものが、いわゆる「保険」という金融商品だ。

いわゆる保険は、人類が編み出した「リスク学」の産物だといえよう。

アクチュアリーらが、あらゆるリスクを事前に想定し、精緻に計算し尽くし決して破綻しないよう、保険商品は設計されている。

実は、彼らと同じような「リスク計算」を外資系金融機関を中心に、投資の世界でも行うようになって久しい。

ここで詳しいリスク管理のノウハウを書くのは、紙面の都合や機密保持の観点からも差し控えるが、そういった取り組みをしている機関投資家が、現にマーケットの「向こう側」に存在するということは、ご認識いただきたい。

肝に銘じよ!自分を中心に世界は回っていない!

素人の個人投資家と話をしていると、あたかも「自分を中心に世の中が回っている」かのような発想をしている方も、一定数いらっしゃるように感じる。

例えば、「含み損が嵩んでいるから・・・損切りをしようか迷う」などという声を聞くことがあるのだが・・・投資のプロフェッショナルの視点では、「おいおい、正気か?」と思ってしまう。

FOREX Dealing selfish queen

株式市場や為替相場は、貴方の懐事情を勘案するどころか、そのような個人的事情は完全に無視して、常にマーケット中心の物語が紡がれている

相場と無関係な事実を、トレードをする際に判断の中心に据え置くのは、非合理的なので、やめておこう。

金融商品の価格変動が、上がるのか・・・下がるのか・・・「それだけ」をロジックに基づき予測し、その予測に沿って合理的な判断を下すことだけに集中しなければならない。

  • 下がるなら、売る。
  • 上がるなら、買う。

たったそれだけのことだ。

そこに、迷う要素は1ミリも存在しない。

もっとも、確たるロジックさえ手元にあれば・・・の話だが。

個人投資家の皆さんが、合理的な判断を淡々と下し続ける準備ができていないなら、いつまでたっても皆さんは、大手金融機関の餌食。

いわゆる「カモ」であり続けることになるだろう。

このサイトとご縁があった皆さんには、是非とも「勝ち組」になっていただきたいです!

みんなで、稼ぎまくろうぜ!

【まとめ】投資のプロの思考メソッド

FOREX Dealing Outstanding Institutional Trader

要するに、「トレードはロジックに始まり、ロジックで終わる」ということだ。

言語化された取引手法、いわゆる「ロジック」と無縁の投資などというものは、投資のプロからすると、とてもではないがビジネスとは言えないし、全く想像できない。

  • 全ての取引は、ロジックに従って冷徹に。粛々と取引を執行し続けよう。
  • ロジックがないなら、一旦取引を中止しよう。
  • まずはロジックを作ることに全力を。
  • 確たるロジックがあれば、投資成績を事前に予想・計算できるようになる。
  • むしろ、予め投資成績を、一定程度は計算できなければ、それが再現性のあるロジックとは評価できない。
  • リスク管理も、できれば、投資のロジックに組み込んでおこう。
]]>