2019年7月 日銀が金融緩和策を現状維持

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日銀は様子見姿勢

7月30日の金融政策決定会合で、日銀は金融緩和策の現状維持を決定。一方で米FRBは、7月31日のFOMCで10年半ぶりに利下げする見通しだ。

現状維持とはいえ、日銀は海外経済が悪化するリスクが大きくなっていることを強調しており、物価上昇の勢いが弱まれば「躊躇なく、追加的な金融緩和措置を講じる」とのことだ。

金融政策決定会合とは?

「政策委員会」は、日本銀行の最高意思決定機関だ。その会合のうち、金融政策の運営に関する事項を審議・決定するものを、金融政策決定会合という。年8回、各会合とも2日間開催される。

議事内容

  1. 金融市場調節方針
  2. 基準割引率、基準貸付利率および預金準備率
  3. 金融政策手段(オペレーションにかかる手形や債券の種類や条件、担保の種類等)
  4. 経済・金融情勢に関する基本的見解等

為替取引と関係ある?

日銀の金融政策決定会合は、為替トレーダーにとって無視することができない非常に重要なイベントだ。意図しない発表により大きくレートが動くことがあるので、会合前にポジションを必ずクローズしておこう。特に、クロス円の取引をするなら注意しよう。

次の金融政策決定会合はいつ?

本稿執筆時点で、次回開催予定は「9月18日(水)・19日(木)」となっている。

ただし、この予定は随時変更される可能性があるので、時期が近付いたら日銀公式HPで開催予定を確認しよう。

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この記事を書いた人

慶應義塾大学経済学部卒業、FP2級、証券外務員一種、宅建士取得。証券アナリスト(CMA)、テクニカルアナリスト(CMTA)保有。 FOREX Dealing Crop.代表、株式投資家兼為替トレーダー、不動産投資家。2007年に大学入学と同時にネット証券の口座を開設し、株式投資とFXを始める。投資開始当初は、リーマンショックの渦中で信用取引の短期売買を繰り返し、アルバイトで貯めた56万円を失う「大損」を経験。家庭教師のアルバイトをしながら株式投資とFXを続け、学費を投資で稼ぐようになる。そんな投資経験を活かして大手証券会社に就職し、自社資金を運用するプロップ・ディーラーとして10年以上勤務。現在は、専業トレーダーとして、株式投資・FXでサラリーマンの平均年収の3倍以上の収益を上げつつ、不動産投資家としても活動。東京・大阪を中心にマンション投資を行う。自身の投資で得た経験と専門知識をもとに投資の難しさや面白さ、ノウハウを世に広めていきたいと考え、FOREX Dealingを立ち上げ、情報発信を行っている。

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