コロナウイルスの感染拡大で中国の産業活動が停止!
新型コロナウイルスの感染拡大の影響が中国各地に及び、工場地帯では稼働停止に追い込まれている。
例えば、福島県で水着などを製造する「富樫縫製福島工場」は、夏に向けて生産の繁忙期を迎えるのだが、水着の材料となる生地と糸を生産する中国の工場が稼働を停止しており、材料が入らず、材料の在庫が無くなると水着の製造ができない状態となっている。
その他にも、日系の大手自動車メーカーが、中国湖北省にある部品を作る関連会社の工場の稼働を停止しており、日本経済に与える影響は計り知れない。
新型コロナウイルスで上場企業の下方修正連発
このほど、上場企業の業績の下方修正が相次いで発表されている。その原因は、世界中で流行している新型コロナウイルスによる経済活動への影響にある。
具体的には、50社で「約2648億円の下方修正」となった。業種別に見ると、下記の通りとなる。
製造 | 26 |
卸売 | 11 |
小売 | 3 |
運輸・通信 | 2 |
サービス | 5 |
その他 | 3 |
計 | 50 |
新型コロナウイルスの感染者数は世界中で日々増え続けており、ワクチンの開発が始まっているものの、その進捗やワクチン完成の目途は不透明だ。
このまま、コロナウイルスが世界中に蔓延してパンデミックとなった場合、リーマンショックを遥かに凌ぐ大不況に繋がる可能性もある。
投資家にとってはチャンス
発想を転換すると、相場のボラティリティが大きくなって投資家が「大きく稼ぐチャンス」ではあるのだが、投資の経験の浅い人にとっては難しい相場になりそうなので、コロナウイルスが落ち着くまでは、慎重に貯蓄しておいた方が無難だろう。
もしくは、優秀な成績を出すことができるFX自動売買システム(エキスパート・アドバイザー)を利用して着実に資産を形成するのも、一つの手段だ。
優秀なFX自動売買システムを販売しているサイトの例として、システムトレードのテラス(terrace)を挙げさせていただこう。例えば、中には月利10%以上の利益を安定して稼いでくれるシステムも販売されている。100万円の元本があれば、1カ月に10万円の利益が得られるという計算なので、副業としては充分な収入だろう。
新型コロナウイルスの感染拡大でユーロ経済も悪化!
新型コロナウイルスによるユーロ経済への悪影響が看過できない状況であることから、欧州中央銀行(ECB)は、2020年3月12日開催の理事会で金融緩和措置を講じる可能性があるとの観測が出ている。
もっとも、米国の追加利下げ観測もあり、金融緩和措置を見据えたユーロ売りは限定的になるだろう。
欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、「コロナ肺炎の今後の動向を監視して最適な措置を取る」と述べており、この発言を受けて、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大懸念がより一層高まったため、「ユーロ売り・円買い」が活発となった。
ドイツは「パンデミック(世界的流行)」に達した。
2020年3月4日、ドイツは「既に新型コロナウイルスは、パンデミックの段階に入った。」と、国民に対して警告した。
一方で、世界保健機関(WHO)は、現時点でパンデミックになったとの言明はしていないが、その可能性に備えるべきだと主張している。なお、パンデミックは、「国内感染を通じて、流行が世界に拡大した状態」だと定義されている。
新型コロナウイルスの感染は、本稿執筆時点で世界81か国・地域に拡大しており、中国を除いては、特に「韓国・イラン・イタリア」での感染拡大スピードが速くなっている。