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株式投資で勝率1%でも成り立つの?勝率という数字の見え方が変わる話

A trading desk showing stock charts and order books, illustrating how stock trading can remain viable even with a 1 percent win rate through risk control and perspective.

時々、投資を始めた頃のある日の朝をふと思い出す。

目覚めて、ぼーっとしながらパソコンを開いてみる。
気配値を眺めながら思う。

なぜ自分は、こんなにも負けている感覚があるのに、まだ相場に残っているのだろうか。
勝率は低い。

あの頃は、月単位で見れば、勝ちより負けの方が明らかに多かった。
それでも、口座が即座に吹き飛んだわけではない。

株式投資を続けていると、どこかで必ず突き当たる疑問がある。
勝率が低い投資家は、やはり勝てないのか。
勝ち続けている人間は、特別な才能があるのか。

僕はこの問いに、長い時間つきまとわれてきた。

大学時代、信用取引で短期売買を繰り返し、アルバイトで貯めた56万円を一気に失った。
その後も何度も負けた。
プロップディーラーとして資金を運用していた時期も、すべてが順調だったわけではない。

それでも今、専業として相場に向き合い、株式投資と為替で生活している。
この事実だけを見ると、どこかに話の食い違いがあるように感じる人もいるはずだ。

実は、勝率と儲けは、思っているほど強く結びついていない。
むしろ、勝率という数字に縛られた瞬間から、投資は一気に苦しくなる。

この記事では、勝率1%という極端な数字を入り口に、
株式投資でお金が増える人間が、何を気にしていて、何を見ていないのかを掘り下げていく。

この記事を読んでほしいのは、これから投資を始める人だけではない。
何年も相場にいて、勝っている実感が持てない人。
勝率を上げようとして、手法ばかりをいじってきた人。

もし今、自分は向いていないのではないか。
そんな考えが頭をよぎっているなら、続きを読んでほしい。

勝率という数字の見え方が、少し変わるはずだ。

目次

勝率1%という数字が、なぜ成立しない前提で語られるのか

勝率1%と聞いた瞬間、多くの人は思考を止める。
それは無理だ、そんな取引は現実的ではない。
ほとんど反射的に、そう判断される。

だが、この反応そのものが、すでに相場的ではない。
株式投資において重要なのは、勝った回数ではなく、結果として何が残ったかだ。
それにもかかわらず、勝率という数字だけが、異様に強い力を持って語られている。

ここではまず、なぜ勝率1%という話題が、現実から切り離されやすいのか。
その理由を、相場の現場感覚に近いところから見ていく。

勝率という言葉が、安心材料として消費されている

勝率が高い。
この言葉には、強い安心感がある。
自分は正しいことをしている、このやり方で合っている。

特に、株を始めて数年が経った頃、この感覚は強くなる。
トレード回数も増え、負け方のパターンも分かってくる。
そこで人は、負けない方法を探し始める。

結果として、小さく利確する、含み損をできるだけ持たない、負けを嫌い、逃げを優先する。
こうした取引に寄っていく。
すると勝率は上がる。
だが、資金は増えにくくなる。

勝率は、上げようと思えば上げられる数字だ。
その分、別の何かを犠牲にしているだけである。

勝率1%を否定する前に考えるべきこと

勝率1%という設定は、極端に見える。
だが、相場では極端なことが、日常的に起きている。

年に数回しか動かないテーマ。
数年に一度しか訪れない相場環境。
多くの時間は、待ちと小さな損切りで終わる。

僕自身、そうした局面を何度も経験してきた。
取引履歴を振り返ると、ほとんどが小さな負けか、見送った記録だ。

それでも、一度の大きな流れを捉えたとき、それまでの積み重ねが、まとめて報われることがある。
このとき重要なのは、勝率が低いこと自体ではない。
負けが、どの程度に抑えられているかだ。

負けの質を揃えない限り、話は始まらない

勝率1%で語られる議論の多くは、前提が曖昧だ。
負けはどれくらいの大きさなのか、毎回同じなのか、それとも気分で変わるのか。

ここが揃っていないと、数字に意味は出ない。

1回の負けが資金の1%、それが99回続き、1回の勝ちが資金の50%。
このような設定なら、理屈の上ではプラスになる。
もちろん、現実はもっと歪で、綺麗ではない。

だが、少なくとも言えるのは、勝率だけを切り取って、可能か不可能かを語ること自体が、かなり雑だということだ。

僕が勝率より先に見るようになったもの

今の僕は、取引前に勝率を想像しない。
考えるのは、ここで間違えたら、いくら失うか、この一点だけだ。

勝てそうかどうかより、外れたときに、次のチャンスを待てるかどうか。
この感覚に切り替わってから、勝率への執着は自然と薄れていった。

勝率1%という数字は、現実的かどうかを測るためのものではない。
勝率にどれだけ思考を奪われているかを、あぶり出すための問いだ。

次のセクションでは、では実際に、どんな条件が揃えば、勝率が極端に低くても資金が残り続けるのか。
僕自身の失敗と修正の過程を交えながら、もう一段踏み込んでいく。

勝率1%でも資金が残り続けたとき、僕の取引は何が違っていたのか

ここからは、少し生々しい話になる。
理論でも考え方でもない。
僕自身が、実際に負け続け、その後に修正してきた記録だ。

今でこそ専業として相場に向き合っているが、最初からうまくいっていたわけではない。
むしろ、数字で見ればひどい時期の方が長い。

大学時代、56万円を失ったときの勝率と中身

投資を始めたのは2007年だ。
リーマンショック前後の荒れた相場で、信用取引の短期売買を繰り返していた。

当時の手法は、今振り返るとかなり雑だった。

・値動きが出ている銘柄に飛び乗る
・少し含み益が出たらすぐに利確
・逆行すると、戻るまで待つ

勝率だけを見ると、決して低くなかった。
体感では、6割前後は勝っていたと思う。

だが、結果は明確だった。
アルバイトで貯めた56万円は、1年も経たずにほぼ消えた。

理由は単純だ。
1回の負けが、5回から10回分の勝ちをまとめて消していた。
勝率がどうであれ、資金が残る構造ではなかった。

プロップディーラー時代に突きつけられた現実

証券会社に入社し、プロップディーラーとして自己資金を運用する立場になった。
ここで初めて、数字を厳密に管理する環境に置かれた。

当時、最初に叩き込まれたのは、勝率ではなかった。
1回の取引で、いくらまで失っていいのか。
この一点だけだった。

具体的には、1トレードあたり、資金の0.5%以内。
これを超える損失は、理由に関係なく失敗扱いだった。

この制約の中で取引を続けると、不思議なことが起きる。
勝率が下がる。

以前なら耐えていた場面で、機械的に損切りする。
結果として、連敗は当たり前になる。
10連敗、15連敗も珍しくなかった。

それでも、口座は簡単には壊れなかった。
負けは続いても、ダメージが浅かったからだ。

勝率が極端に低かった年の取引記録

今でも覚えている年がある。
年間で見て、明確に取れたトレードは数回しかなかった。

月単位で見れば、ほぼ毎月マイナスか、トントン。
勝率で言えば、1割を切っていたはずだ。

それでも、その年は最終的にプラスで終わった。

理由は一つしかない。
数少ない勝ちが、他をすべて覆った。

・小さな損切りを何十回も積み重ね
・テーマが動いた局面だけ、サイズを落とさずに乗った
・途中で利確せず、想定が崩れるまで保有した

勝率だけを切り取れば、見るに堪えない数字だ。
だが、資金曲線は右肩上がりだった。

僕が修正したのは、手法ではなく耐え方だった

この経験を通じて、僕が修正したのは売買ルールそのものではない。
耐え方だ。

・連敗に耐える
・何も起きない時間に耐える
・周りが儲かっている話に耐える

勝率が低い取引は、精神的に削られる。
これは間違いない。

だが、耐える対象を間違えると、すべてが崩れる。
耐えるべきは、含み損ではない。
耐えるべきは、何も起きない時間と、小さな失敗の積み重ねだ。

勝率1%という前提が現実味を帯びる瞬間

勝率1%という数字は、誇張ではない。
年に数回しか来ない局面だけを狙うなら、十分に起こり得る。

重要なのは、その1回に至るまで、資金と判断力を残しているかどうかだ。
そのために必要なのは、派手な勝ちではない。
目立たない負けを、どれだけ均一に並べられるかだ。

ここからは、実際に、どの程度の負け幅と勝ち幅の組み合わせなら、現実的に資金が残るのか。
数字を使いながら、もう少し具体的に踏み込んでいく。

負け幅と勝ち幅の組み合わせを、現実の数字で考えてみる

ここからは、実際に数字の話をする。
勝率1%という極端な前提でも、資金が残り続けるために、どんな負け方と勝ち方の組み合わせが必要なのか。
机上の計算ではなく、僕が実際にやってきた感覚に近い数字で見ていく。

まず決めていたのは、負けの上限だった

勝てていなかった時期でも、これだけは一度も曖昧にしなかった。
1回の取引で、いくらまで失っていいのか。

例えば、運用資金が500万円のとき。
1トレードあたりの許容損失は、最大で0.5%。
金額にすると25,000円だ。

この数字は、根性論ではない。
連敗を前提にした数字だ。

10連敗すれば、マイナス250,000円。
20連敗でも、マイナス500,000円。
精神的にはきついが、口座はまだ残っている。

ここで重要なのは、負けが続く前提で数字を置いている点だ。

勝率1%を成立させるには、勝ち幅はどれくらい必要か

仮に、100回取引して99回負けるとする。
その99回の負けが、すべて25,000円だとすると、
累計の損失は2,475,000円。

では、残り1回の勝ちは、いくら必要か。
単純に考えれば、最低でもこの金額を上回る必要がある。

つまり、1回の勝ちで、300万円前後。

これは、短期の小刻みな利確では絶対に届かない数字だ。
テーマが動き、数週間から数か月かけて伸びる局面でなければ無理だ。

実際の取引では、もっと歪な形になる

もちろん、現実はこんなに綺麗ではない。
負けは毎回同じ金額ではないし、勝ちも一撃300万円という形にはならない。

僕の場合は、こんな配分になることが多かった。

・小さな負けが20回から30回
・中くらいの負けが数回
・はっきり取れた勝ちが1回から2回

年間で見れば、勝ちトレードの回数は一桁だ。
月単位では、勝率は1割を切ることも普通にある。

それでも、その1回の勝ちが、それまでの損失をまとめてひっくり返す。

板の前で考えていたのは、この計算だった

エントリー前、板を見ながら考えていたのは、

このトレードは当たるか

ではない。

このトレードが外れたとき、想定どおり25,000円で終わるか。
それとも、判断を誤って、50,000円、100,000円と膨らむか。

ここが崩れた瞬間に、勝率1%という前提は成立しなくなる。
逆に言えば、負け幅が揃っている限り、勝率がどれだけ低くても、計算は成り立つ。

勝率1%が現実になる人と、ならない人の差

同じ低勝率でも、決定的な差がある。

・負けを我慢する人
・負けを管理する人

前者は、含み損に耐える。
後者は、損失額を揃える。

勝率1%という世界で生き残れるのは、後者だけだ。

ではこの考え方を、どうやって日々の取引に落とし込んでいたのか。
連敗が続いても判断を崩さなかった、具体的なルールと習慣について話していく。

連敗が続いても判断を崩さなかった、具体的なルールと習慣

勝率が低い取引は、精神論では続かない。
気合や根性で耐える期間が長くなるほど、どこかで必ず歪む。
だから僕は、判断を自分の感情から切り離すために、いくつかのルールと習慣を徹底していた。

その日の最大損失額を、相場が始まる前に決めていた

まずやっていたのは、1日あたりの最大損失額を先に決めることだ。

例えば、運用資金が500万円のとき。
1日の上限は、資金の1%。
金額にして50,000円。

この数字に達したら、その日は強制終了。

相場がどう動いていようと、理由は問わない。
チャートを閉じる。

このルールを作ったのは、過去に一度の判断ミスで、1日の損失が150,000円を超えた経験があったからだ。

あと1回で取り返せる。
そう考えた瞬間に、冷静さは消えていた。

トレード回数を増やさないことを、ルールにしていた

負けが続くと、人は回数で取り返そうとする。
これは、かなり強い衝動だ。

だから僕は、1日のエントリーは最大でも3回まで。
この上限を超える判断は、すべてミス扱いにした。

チャンスが多そうに見えても、
条件を少し緩めたくなっても、

3回を超えた時点で、その日はやめる。

結果として、何もせずに終わる日が増えた。
だが、それでいいと割り切っていた。

利確は考えず、損切りだけを毎回書き出していた

エントリー前にやっていた作業がある。
利確目標を書くことではない。
損切りラインと、損失額を書くことだ。

例えば、この価格を割ったら撤退。
損失は22,000円前後。
スリッページを含めても25,000円以内。

これを、エントリーのたびに頭の中で言語化する。
時には、メモに残すこともあった。

利確は、相場が決める。
損切りは、自分が決める。
この役割分担を、毎回はっきりさせていた。

負けた日の夜に、チャートを見直さなかった

意外に思われるかもしれないが、負けた日の夜に反省はしなかった。
チャートを見返すこともしない。

理由は単純だ。
連敗中に見直しをすると、判断が歪むからだ。

代わりにやっていたのは、数字だけを見ること。

今日の損失はいくらか

ルールは守れたか

上限を超えていないか

これだけを確認して、その日は終わりにする。

チャートの検証は、週末にまとめてやる。
感情が落ち着いた状態で、まとめて見る。

勝率が低いほど、生活リズムを固定する意味が出てくる

勝率が低い取引は、相場以外の部分で崩れやすい。
睡眠時間が乱れる。
食事が適当になる。
集中力が落ちる。

だから僕は、

起きる時間
相場を見る時間
終わる時間

この3つだけは、平日ほぼ固定していた。

調子が悪い日は、早めに切り上げる。
調子が良い日でも、深追いはしない。

相場を特別なものにしすぎない。
これも、連敗を耐えるための重要な工夫だった。

ルールが効いていたかどうかの判断基準

これらのルールが機能していたかどうかは、簡単に分かる。
連敗中でも、次のトレードに入るとき、手が震えないかどうかだ。

手が震えるなら、何かが壊れている。
数字か、ルールか、生活か。

勝率1%という世界で必要なのは、
強いメンタルではない。
崩れない仕組みだ。

ここからは、こうしたルールを前提にしたうえで、それでも多くの人が途中で崩れてしまう理由について話していく。
勝率ではなく、人が負ける本当のポイントに踏み込む。

勝率ではなく、人が相場で壊れる瞬間はどこにあるのか

ここまで読んで、負け幅を揃える。
勝ち幅を伸ばす。
ルールと習慣で感情を切り離す。

理屈としては理解できるはずだ。
それでも、多くの人は途中で続かなくなる。
ここには、数字では説明しきれない壁がある。

一番多い崩れ方は、正しいことを続けることに耐えられなくなる瞬間だ

連敗が続く。
ルールどおりに損切りしている。
損失は限定されている。

それでも、心のどこかで疑いが生まれる。
このやり方、本当に意味があるのか。
自分だけ、取り残されているのではないか。

この疑念は、ある日いきなり来るわけではない。
小さく、静かに積み重なる。
そして、ある1回のトレードで爆発する。

崩れるきっかけは、たいてい一言だ

僕が見てきた限り、判断が壊れる瞬間には共通点がある。
頭の中に、ある一言が浮かぶ。

今日はもう少しだけ、粘ってみよう。

この一言が出た時点で、それまで積み上げてきた前提は、すべて崩れ始める。

損切りラインをずらす。
想定を後付けで修正する。
その結果、負け幅が一気に揃わなくなる。

勝率1%という前提は、この一度の例外で簡単に壊れる。

連敗よりも危険なのは、退屈と焦りの組み合わせだ

負けが続くこと自体より、何も起きない時間と焦りが重なることの方が、はるかに危険だ。

相場を見ているのに、やることがない。
条件は満たさない。
それでも時間だけが過ぎていく。

この状態が続くと、人は動きたくなる。
根拠ではなく、存在感を求めて。

ここで入るトレードは、たいていサイズが中途半端で、損切りも曖昧になる。

結果として、負けの質が一気に悪化する。

僕自身が一度、完全に崩れかけた日の話

今でも覚えている。
午前中に2連敗。
どちらもルールどおり、合計でマイナス40,000円程度。

数字だけ見れば、問題はなかった。
だが、昼を挟んで相場を見続けるうちに、焦りが出た。

今日はこのまま終わるのか。
何も残らないままか。

そう考えた瞬間、エントリー条件を一段緩めてしまった。

結果は、想定外の値動きで一気に逆行。
損切りが遅れ、マイナス120,000円。

この日一日で、それまでの数週間分のルールが崩れた。

ここで立て直せたかどうかが、分岐点だった

この日の夜、やったことは一つだけだ。
理由を探さない。
正当化もしない。

ただ、数字を見る。
何が起きたかではなく、
何を破ったかだけを見る。

破ったのは、

1日の損失上限
エントリー条件
自分で決めた終了ライン

翌日、取引はしなかった。
一日、完全に休んだ。

この距離の取り方ができたかどうかで、
その後の結果は大きく変わっていたと思う。

勝率1%の世界で生き残る人の共通点

勝率が低い世界で残る人には、共通点がある。
特別に強いわけではない。
むしろ、弱さを前提にしている。

焦る自分を信用しない

判断が鈍る時間帯を把握している

例外を作らない

勝率1%という話は、数字の話ではない。
人間の癖とどう付き合うかの話だ。

ここからは、こうした前提を踏まえたうえで、そもそも勝率を上げようとする発想自体が、なぜ遠回りになりやすいのか。
最後に、もう一段視点を引き上げて話をまとめていく。

勝率を上げようとした瞬間、投資は遠回りになる

ここまで読んできて、勝率1%でも成り立つ条件は理解できたはずだ。

負け幅を揃える。
勝ち幅を伸ばす。
ルールと習慣で判断を守る。

それでも、頭のどこかで、こんな声が残っていないだろうか。
それでも、勝率は高い方がいいのではないか。

この感覚こそが、投資を一番遠回りにする。

勝率を上げようとすると、必ず起きる変化

勝率を意識し始めた瞬間、取引は変質する。

利確が早くなる

損切りが遅れる

入らなくていい場面に手を出す

理由は単純だ。
負けを記録したくなくなるからだ。

勝率は、数字として見える。
だから人は、そこを守りにいく。
結果として、負けの質が悪くなる。

これは、僕自身が何度も繰り返した失敗でもある。

勝っている投資家ほど、勝率を気にしていない

これまで、多くの投資家を見てきた。
専業、兼業、プロップ。
立場は違っても、共通している点がある。

本当に安定している人ほど、勝率の話をしない。

聞くのは、このトレードで、いくら失う想定だったか。
想定は崩れたか。
サイズは適切だったか。

勝ったか負けたかは、最後に確認する程度だ。

勝率1%という問いの、本当の意味

勝率1%でも儲かるのか。
この問いに対する答えは、単純なイエスでもノーでもない。

正確には、勝率1%という前提で考えられない人は、長く残れない。

相場では、思ったより当たらない。
想定どおり動かない。
努力がすぐに結果に出ない。

この前提を受け入れた人だけが、
たまたま当たった1回を、きちんと活かせる。

僕が今も大事にしている、たった一つの基準

今でも、取引前に自分に問いかけていることがある。

この判断は、外れても続けられるか。

この問いに、迷いなくイエスと言えないなら、入らない。
勝てそうかどうかは、その次だ。

勝率1%という世界で生き残るために必要なのは、
才能でも、特別な手法でもない。
続けられる判断を、淡々と積み重ねることだけだ。

最後に

もし今、勝率が低いことに焦っているなら、少し視点をずらしてみてほしい。

勝率を上げる前に、負けを壊さないこと。

それができるようになったとき、勝率という数字は、自然と気にならなくなる。

この記事が、相場との距離感を、ほんの少し変えるきっかけになれば嬉しい。

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本記事は、特定の銘柄を推奨する目的で作成したものではありません。投資にはリスクが伴います。掲載内容は市場分析と筆者の見解をまとめたものであり、ご自身の状況やリスク許容度に応じて、慎重に投資判断を行いましょう。

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この記事を書いた人

慶應義塾大学経済学部卒業、FP2級、証券外務員一種、宅建士取得。証券アナリスト(CMA)、テクニカルアナリスト(CMTA)保有。 FOREX Dealing Crop.代表、株式投資家兼為替トレーダー、不動産投資家。2007年に大学入学と同時にネット証券の口座を開設し、株式投資とFXを始める。投資開始当初は、リーマンショックの渦中で信用取引の短期売買を繰り返し、アルバイトで貯めた56万円を失う「大損」を経験。家庭教師のアルバイトをしながら株式投資とFXを続け、学費を投資で稼ぐようになる。そんな投資経験を活かして大手証券会社に就職し、自社資金を運用するプロップ・ディーラーとして10年以上勤務。現在は、専業トレーダーとして、株式投資・FXでサラリーマンの平均年収の3倍以上の収益を上げつつ、不動産投資家としても活動。東京・大阪を中心にマンション投資を行う。自身の投資で得た経験と専門知識をもとに投資の難しさや面白さ、ノウハウを世に広めていきたいと考え、FOREX Dealingを立ち上げ、情報発信を行っている。

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