FXで使われる単位「pips」とは?

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pips(ピプス)とは?

Pips(ピプス)は、為替取引の際に用いる単位で、値幅の大きさを示すときに使われる。

pipsの「s」は複数形

pips(ピプス)は、「2」pips以上の場合に使う記号だ。1pipのときは、複数形の「s」を付けないことに注意しよう。「1pips」とは言わない。pipは「Percentage In Point」という英語の略だ。

USD/JPY(ドル円)の場合

1銭=0.01円=1pip

110.505円から110.608円まで上昇した場合、小数点部分を引き算して考えよう。

  1. 608-505=103
  2. 103×0.1=10.3pips

つまり、このとき「10.3pips」の上昇があったということになる。

EUR/USD(ユーロドル)の場合

小数第四位を基準に考える。第4位とは・・・例えば、「0.0001」の「1」は小数第四位だ。具体例を挙げて考えてみよう。

例えば、1.12579から1.12065までEUR/USD(ユーロドル)が下落したとする。まずは引き算をする。

  1. 1.12065-1.23579=0.00514
  2. 0.00514×10,000=51.4pips

引き算をした結果に、10,000(1万)を掛けた数字がpipsで示される数字だ。このケースでは51.4pipsの下落となる。

1pip動くと、いくら儲かる?

  • 1万通貨(海外FXなら0.1Lot):100円
  • 10万通貨(海外FXなら1Lot):1,000円

1Lot(10万通貨)のポジションを持ち、10pips予想通りの方向に為替レートが動いたら、含み益は「10,000円」となる。

毎日10pips取ることができれば、1か月(20営業日)で20万円の利益を得ることができるので、1発で大きく勝つことが難しいなら、コツコツと「貯金」するような感覚でトレードしてみると良いだろう。

おすすめの証拠金の計算ツール

XMの証拠金計算ツールがおすすめだ。

他社の口座を利用していても証拠金ツールだけ利用することができるので、参考にしていただきたい。

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この記事を書いた人

慶應義塾大学経済学部卒業、FP2級、証券外務員一種、宅建士取得。証券アナリスト(CMA)、テクニカルアナリスト(CMTA)保有。 FOREX Dealing Crop.代表、株式投資家兼為替トレーダー、不動産投資家。2007年に大学入学と同時にネット証券の口座を開設し、株式投資とFXを始める。投資開始当初は、リーマンショックの渦中で信用取引の短期売買を繰り返し、アルバイトで貯めた56万円を失う「大損」を経験。家庭教師のアルバイトをしながら株式投資とFXを続け、学費を投資で稼ぐようになる。そんな投資経験を活かして大手証券会社に就職し、自社資金を運用するプロップ・ディーラーとして10年以上勤務。現在は、専業トレーダーとして、株式投資・FXでサラリーマンの平均年収の3倍以上の収益を上げつつ、不動産投資家としても活動。東京・大阪を中心にマンション投資を行う。自身の投資で得た経験と専門知識をもとに投資の難しさや面白さ、ノウハウを世に広めていきたいと考え、FOREX Dealingを立ち上げ、情報発信を行っている。

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