日本株がアツい!Buy Japanese stocks!
本日6月13日、日経平均株価がバブル崩壊後の最高値を更新し、前日比584.65円高の33,018.65円をつけて大引けを迎えた。
2023年6月13日大引け:33,018.65円
ちなみに、日経平均株価の過去最高値は38,915円で、現値との差は、5,896.35円となっている。
現在の日経平均株価は、米国株との連動性が高くなっている。そのため、米国株とともに、この調子で日経平均が上がり続ければ、過去最高値の38,915円を突破するのも、もはや時間の問題だといえる。
兜町界隈では、このところ上値が重かったトヨタ自動車(7203)などの大型株の上昇が、日経平均上昇に寄与したとの声が散見される。長期間に渡り、「PBR1倍水準」を突破できずにいたトヨタ自動車だが、本日大引けをもって、ようやくPBR1倍を超えてきた。
単に地合いが良いだけでなく、「13日朝にトヨタ自動車が発表した、全固体電池の実用化方針をマーケットが評価した」との論調も見られる。
この地合なら、長期投資か短期投資か・・・どうする?
米国証券会社での著者の勤務経験をもとにお話すると、トレーダーに特別な「短期トレードのノウハウ」が無いのであれば、好地合いのマーケット環境下においては、断然長期投資をお勧めさせていただきたい。
長期保有の一番のリスク(不確実性)は、株価の価格変動だ。その価格変動のトレンドが「上昇トレンド」であるならば、たとえその値動きが予見不能なものであったとしても、将来、含み益に変わるなら問題はない。
The Stock Trader should make everything ultimately work out.
皆さんが「中・長期上昇トレンドを描きそうだ・・・」と思ったなら、是非、長期投資に挑戦してみよう。
長期投資の際に一番見るべきポイントは?
「プロ・トレーダーは、難解な解析技術を使っているのではないか・・・?」と、誤解されている方もいらっしゃるようだ。
しかし、プロは、意外な程シンプルに銘柄を選んでいる。特に、長期保有する銘柄の場合には、無駄な手間を省いて多くの銘柄から投資対象を抽出するので、シンプルな手法が合理的だ。
さて、具体的には・・・プロ・トレーダーは、長期保有する銘柄を選定する際に、こんなところを見ている。
- 移動平均線と株価の位置関係
- 移動平均線の向き
- PER
- ROE
- PBR
- 配当利回り
- 業績推移(安定しているか)
- テーマ性の有無
思いのほか、シンプルでしょう。
プロフェッショナルは、何も特別なことをしていません。誰でも知っている指標を見て判断している。
ちなみに、上記8点の中で、最も大事なのは「移動平均線の向き」だ。
長期投資をするなら、移動平均線の日足と月足が、「上昇トレンド」の銘柄の中から投資対象を選びましょう。
もっとも、日計り決済の短期トレードの場合には、長期トレーダーと比べて、注目すべきインジケーターは大きく変わってくる。彼らは、ボラティリティの高さを活かして、「細かい利ざや」を取りに行くわけですからね。
バフェット氏が商社株の次に狙う日本株は?
日本人投資家は、バフェット氏の話題が大好きなようだ。実際に、私が日本人トレーダーとお話をすると、バフェット氏が次に買い付ける可能性のある銘柄をよく聞かれる。
そこで、私の持論を書かせていただくと・・・NTT(9432)が筆頭に挙げられる。
長期トレンドが上昇傾向にあって配当も比較的高く、しかも、DX関連というテーマ性のおまけつき。先ほど8つ挙げた注目ポイントのどこをフォーカスしても、ついつい買いたくなってしまう銘柄だ。
為替変動により「一過性の利益」で値上がりする銘柄とは訳が違う、ビジネスモデルの強さが、プロの長期投資家をも惹きつけるのだ。
時流に合ったテーマで、再現性の高いビジネスモデルの好業績起業を見つけよう!