3年4か月ぶりの101円台
2020年3月9日の日経平均は新型コロナウイルスの感染拡大懸念と世界経済への悪影響の懸念、投機的な為替取引により、急激な円買いドル売りが進み、3年4か月ぶりの101円台となった。
多くのアナリストにとって、テクニカル的には、105円台までの下落は想定の範囲内だったが、101円台までの短期急落は想定外だったという声も聞かれており、相場では一般投資家が阿鼻叫喚の状態だ。
輸出企業の多い日本企業には大打撃となることから、日経平均株価も大暴落となっている。メーカーなどの輸出企業を中心として、大企業の下方修正は避けられないだろう。
金価格は1700ドルを突破
安全資産といわれる金(ゴールド)が買われており、1,700ドルを突破している。恐らく今後も乱高下を続けながら順調に値を上げ続け、金(ゴールド)の価格は2,000ドルを突破するのではないだろうか。
乱高下するものの、ロットを抑えて保有すれば、金(ゴールド)の投資は稼げる可能性が高くて非常に魅力がある。
海外FXのXM Trading のスタンダード口座や、Traders Trust(TTCM)のプロ口座で金(ゴールド)の取引ができる。筆者も金(ゴールド)の取引をして約10万円を約30万円にしたり、約65万円を約700万円にした経験がある(実話)。
皆さんも、いきなり大きなロットで勝負せずに、まずは小ロットで一度、金(ゴールド)の投資を試してみてはいかがだろうか。
日経平均の前場終値は1276円安
もはや、「投げ売り一色」といった状態である。終値は、1万9473円07銭だった。
新型コロナウイルスの感染拡大は、まさにこれからが本番であり、不謹慎ではあるが、株式相場ではこの「ネタ」が終息しない限りは、下落トレンドが収まることはないだろう。
現物取引ならまだしも、信用取引をしているなら、「塩漬け」で凌ごうとするのは、あまりにも危険だ。現物取引であっても、下方修正を食らって株価が大暴落する可能性もあるので、ここは一旦、撤退するのが賢明だ。
株の塩漬けはせず、損切を!
FXであれば、塩漬けしていても「再び同じレートに戻る」ということはあり得る。しかし、株価の場合は、高値掴みをしてしまうと、「永久にその高値に戻らない」ということがザラにある。
このため、株式投資においては、損切りが極めて重要なスキルとなる。
中国の株式市場も急落
上海総合指数 は序盤に1.85%の下落となり、CSI300は2.14安となった。要するに、中国株も大幅安ということだ。
経済アナリストが主張する原因としては、新型コロナウイルスの流行による経済への悪影響の懸念と原油価格の下落に関する懸念だと言われている。
中国株と日本株、為替レートの動きは密接な関係にあるので、専業投資家はそれら全てを同時に見ておくことが望ましい。日本経済は、中国経済への依存度が高いため、中国株が下がれば日本株にとってはネガティブな要因となる傾向がある。