ファンドとは
証券会社や銀行などの金融機関が、一般投資家に対して公募を行い、幅広く小口資金を集めることがある。
その資金をもとに金融機関が株式市場や為替市場に投資を行うとき、その資金自体をファンドといったり、投資行為を含めて総体的にファンドといったりする。
あい・パワーファンドが設定された
2019年4月23日に、「あい・パワーファンド(愛称:iパワー)」が設定される。このファンドは、主として先進国通貨の外国為替証拠金取引に投資を行うことにより、安定した収益の確保と、信託財産の中長期的な成長を目指して運用を行う。
このように、一般の個人投資家が出資して数多くのファンドが設定され、為替市場で運用されている。数多くの大口機関投資家の思惑によって為替市場は動いているのだ。
機関投資家は特別な情報を持っている
機関投資家は、自身の注文を出す際には、必ずストップロス(SL)を決めて、基本的にはエントリーの指値注文と同時に逆指値のSLを発注する。機関投資家の発注量は非常に多いので、銀行経由で注文を出すことが多い。
注文の際、機関投資家のディーラーは、他の機関投資家がどのあたりに損切(逆指値SL)や買い指値・売り指値を設定しているのかを銀行から入手して、自身の売買戦略を構築するうえで参考にするという。
例えば、ドル円のレートが100円のとき、99.5円に大量の買い指値注文が並んでいると聞いたとき、その少し上、99.6円に自身の買い指値を設定するといった具合だ。
あるいは、「海外勢から大量の買い注文が出ていて、買い指値が98円に並んでいる。」と聞いたら、下落トレンドであっても、「それ以上下がることはないだろう。」と値動きを予想して戦略を立てることができる。
こうした情報は、一般の個人投資家には全く入ってこないので非常に不利だ。大きな情報格差がある以上、9割の個人投資家が損を出して退場していくという現状は、自然なことだといえる。
FX投資のプロに話を聞いてみた
個人的な話だが、私は「たった一人で数十億円以上を動かし、収益を上げ続ける為替取引のプロ」と懇意にしている。
9割の市場参加者が退場する為替市場で、一般の個人投資家が、FXで利益を上げ続ける「1割」に加わるために、個人投資家が心がけるべきことや、FX取引をする上で参考になる情報をプロ投資家から教えてもらうことができたので、「FXの知識と手法」カテゴリに投稿させていただいた。気になる記事があれば、チェックしていただきたい。