2019年9月 米FRB 追加利下げへ

米中貿易摩擦のリスク重視で利下げ

FRBは、9月18日のFOMCで政策金利を0.25%引き下げ、「年1.75~2.00%」とした。7月に続き、今年2度目の利下げだ。

利下げの理由は?

米中貿易摩擦が主な原因

FRBは利下げの理由として、米国経済は緩やかに拡大しているものの「米中貿易摩擦により企業の投資・輸出が減少している」ことを挙げた。
また、FRBは世界経済の減速懸念も利下げの要因とし、インフレ率の2%目標未達など「貿易をめぐる緊張が高まったり、緩んだりする不確実性が企業の負担になっている」と述べ、経済の現状と先行きに対する警戒感を表明。トランプ政権の政策への不満をにじませた。
なお、今回の利下げ決定に際して、投票権を持つ10人中3人が「0.25%」の小幅な利下げに反対。1人は0.5%の大幅利下げを主張し、2人が据え置きを求めていた。
ネコちゃん
FRBはトランプさんの政策に不満があるみたい。
イヌくん
だけど、大幅利下げとなると・・
トランプ氏の思惑通りだよね。
ネコちゃん

確かにね。
経済後退なら再利下げだって。
FRBはトランプに不満なのに。
結局、理由なんて後付けかニャ。

10月以降の再利下げはある?

結論としては、10月以降の利下げはあり得る。

パウエル議長は、会合後の記者会見で「もし景気の減速が認められれば、さらに大幅な利下げが適切だ。我々は、景気拡大を持続的なものにするために必要な行動を取る。」と述べ、景気動向を見ながら追加利下げを検討する姿勢を示したのだ。

今回の利下げはなぜ小幅?

利下げはあくまでもリスクに対する保険的措置

パウエル議長は、「利下げは、あくまでもリスクに対する保険」だとし、今回は小幅な金融緩和にとどめたと述べた。現時点で景気後退は予想していないとしながらも、「景気後退が認められれば、積極的にさらなる利下げを検討する」と述べている。

トランプ大統領の姿勢は?

利下げが「小幅」であることを批判

トランプ大統領は「大幅利下げ」を望んでおり、会合直後に「パウエル議長とFRBには勇気もセンスもなく、ビジョンも持っていない。」などとTwitterに投稿して不満を漏らした。
2019年9月 米FRB 追加利下げへ - Trump Twitter
ネコちゃん
大統領のTwitterって最初は違和感があったけど、すっかり慣れちゃったね。

利下げによる為替への影響は?

FOMCの会見は、9月19日午前3時頃に行われた。USD/JPY 1時間足を見てみよう。

2019年9月 米FRB 追加利下げへ - USDJPY 1H

ネコちゃん
日本時間18日20時頃
会見前から円が急落。
騙し上げ?情報漏れ?
会見後に円高になってる。
イヌくん

あるあるこういうの。
外資系ファンドかな~?
逆方向に一瞬動かすよね。