はじめに
こちらの記事では、EAをご紹介させていただく。
特に、当サイト管理人の私がこれまでに目にした中でも、最強クラスのロジックを搭載したEAだ。
EAとは、MT4(MetaTrader4)というフリーソフト上で使用できる「FX自動売買システム(エキスパート・アドバイザー、通称EA)」だ。
なお、私はこれまでに、国内外で市販されている100個以上のEAを購入し、それらを稼働させて、FXをしてきた経験がある。
さて・・・いきなり「EA」をご紹介する前に、投資初心者の方や、裁量取引で安定して勝ち続けるのが難しい方でも、EAを使ったFXトレードならしっかり利益が得られる理由を整理してみたい。
そもそも、なぜ、EAを使えば安定して稼ぐことができるのかを考えてみよう。
また、FXの裁量取引で失敗した知人が、EAを使ったFXトレードで、徐々にではあるものの着実に収益を上げてきているという話もご紹介させていただくので、参考にしていただければ幸いだ。
そして、本稿の終盤では、初めてEAを使われる方を対象として、「EA関連用語」の説明をさせていただく。
FXの裁量取引で負けても、EAなら勝てる?
ある国内FX会社の統計では、個人の為替投資家の9割以上が損をしているといわれている。
さらに、一度でも「退場」を経験した人は、全体の約7~8割程度とされている。
その一方で、僅か1割の為替投資家が、「負け組のお金」を分け合って潤っているという過酷な現実がある。
それでは、皆さんが「1割の勝ち組」に入るには、どうしたら良いのだろうか。
EAで勝つためには?
そもそも、FX裁量トレーダーとして勝ち組になるには、「確立された手法」「資金管理力」「強靭なメンタル」などが必要だ。
しかし、裁量トレーダーにこだわらず、いわゆる「EAトレーダー」になるなら、実は資金管理力と平均的なメンタル、そしてFX投資家として最低限の判断力さえあれば、充分に勝機は見えてくる。
あとは、「裁量取引の手法」の代わりとなる強いEA(=優位性のあるロジック)を手に入れるだけで、マーケットで勝てる可能性は充分にあるのだ。
強いEAの入手は容易ではない
EAは、世界中で個人のFX投資家らにより制作されているが、本当に質の高いEAはそれほど多くない。
特に、マーケットで優位性のあるEAは、世界中の機関投資家等がしのぎを削って制作しており、それらを簡単に入手することはできない。
もちろん、中には無料で配布されているEAもある。
しかし、無料のEAなど論外で、全く優位性がない(=価値がない)と考えるべきだ。
もっとも、自分で市場で勝てるEAを作ることができればベストなのだが、もしそれができるなら、既に裁量トレードでも勝てているはずだ。
そこで、本稿では、私が知っている有料EAの中でも特に強力なロジックを搭載するものを一つだけ、紹介させていただこうと思う。
しかし、その前に、私の知人がEAを使ったFXトレードでうまく稼げるようになった話をお話しておきたい。
私の知人が、EAで成功した話
知人がEAを使い始める前の話
FXの裁量トレードで失敗した知人
私の知人に、30代のサラリーマンがいる。
彼と私は高校時代から、かれこれ15年以上の付き合いになる。
知人の名前は、アダム(仮名)だ。
アダムは、日本人の父とアメリカ人の母を持つハーフ。
ちょっとイケメンだが、未婚だ。
とても真面目で、好奇心が旺盛な仕事人間。
それに、「負けず嫌い」なところもある。
彼は、「年金2000万円問題」がメディアで話題になった頃から、副業で「FX」をしているという。
あるとき、私はアダムと久しぶりに食事をする機会があり、私が専業の為替トレーダーをしていることもあってFXの話になった。
彼は、投資をスタートした当初は、損をしたり利益を出したりを繰り返したそうだ。
そして、およそ5か月で100万円を118万円まで増やしたという。
単純計算で平均月利3.6%の黒字。
赤字・退場者続出のFXでは、決して悪い数字ではない。
しかし・・・やはり、それはビギナーズラックだった。
その後は、急激な相場変動と勉強不足も相まって、彼は損失を重ねてしまった。
そして結局、彼は元本を失い口座が破綻してしまったという。
アダムは海外FX業者を使っていて、ゼロカットシステムのおかげで借金を背負わずに済んだのは不幸中の幸いだ。
ところで、アダムは、借金を背負わずに済んだものの、手元資金が少なくなってしまった。
そのため、再びFXで取引するかどうか・・・悩んでいた。
EAを使ってFXトレードを始めた知人
私は、アダムから「資産形成の相談」を受けるような形で、度々カフェで会うようになった。
そもそも、アダムはFXを続けるべきなのか・・・悩んでいた。
私は、決して彼にFXを再開するよう、勧めるようなことはしなかった。
皆さんもご存じのように「FXは、リスクのある金融商品」だ。
そして、FXは、全ての人に最適な金融商品であるとは限らない。
それに、私はFX業者の回し者でもない。
とはいえ、私の最も得意とする分野は、やはり「FX」だ。
そこで、私は、「FX」に関する情報提供という趣旨で、知人のアダムに対し「FX自動売買(EA)」について紹介してみた。
「もしFXを再開するなら、EAがあるよ。」
「FXを再開するか悩んでるんだよね?」
「もしアダムがFXをやるなら、裁量取引より自動売買の方が良いよ。」
「特に、アダムは口座破綻したばかり。」
「FXで口座破綻した人は、ロットを大きくしてお金を取り返そうとする傾向があるんだ。これがFXで再び口座破綻する大きな要因の一つなんだ。いくら優秀なEAを使っても、ロットを大きくしてしまって維持率に余裕が無くなれば、また口座が破綻するから気を付けてね。」
「つまり、EAを使っても、誰でも必ず儲かるとは限らない。だけど、アダムがFXで稼ごうと思うなら、裁量トレードよりEAの方が稼げる可能性はあると思うよ。」
「EAは、MT4っていうフリーソフト上で動くんだけど・・・(以下略)」
「もし、EAを使うなら、MT4とかで分からないことが出てくると思う。EAやMT4の操作で分からないこととか、何でも遠慮せずに連絡してね!」
当然のことだが、FXを再び始めるかどうかは、情報を受け取った彼の判断次第だ。
私の専業トレーダーとしての経験も踏まえて、彼がFXを再開するなら、裁量取引より自動売買がベターだろうという判断でEAを紹介した。
なぜならば、私が彼の話を聞いている中で、彼の「取引手法」等々に大きな問題があると感じたからだ。
すると、負けず嫌いな性格と好奇心旺盛なところとが相まって、彼は前のめりに。
次の給料日からEAを使ったFXトレードを早速始めた。
彼にEAの使用経験はなかったようだが、ネットで調べて、概ね問題なくMT4やEAなどを使えるようになったらしい。
もっとも、時々、彼からメールで私宛に「MT4」と「EA」に関する質問が来たので、答えさせてもらったのだが。
肝心のEAは、彼が自らネットの大手EA販売サイト(株式会社テラスと株式会社ゴゴジャン)で探して、収益ランキングトップクラスのものを中心に、まずは1万円台~5万円以内の安価なものから何種類か購入したという。
その後、彼に賞与が出た頃には、彼はすっかりEAを使ったFXトレードにも慣れおり、10万円~15万円程度するEAを購入して戦力に加えたという。
EAを使い始めた当初は失敗もあった
EAを使ったFXトレードを始めた知人のアダムは、試行錯誤を繰り返し、当初は失敗をすることも多々あったそうだ。
例えば、大きな指標発表時にEAを稼働していて、ロスカットを食らったり。
あるいは、ロット(Lots)を少し大きめに設定してしまったり。
FX自動売買の初心者にありがちな失敗だ。
だが、彼は、同じ失敗をし続けるほど愚かな人間ではなかった。
それに、途中で投げ出すような奴でもなかった。
知人のアダムは、徐々に失敗から学んでいった。
EAが全自動でトレードしてくれる
トレードをするのはアダム本人ではなくEAだ。
エントリーから損切まで、EAが全自動で取引してくれる。
そのため、彼は裁量トレードの時のような「致命的」な失敗には至らなかった。
そして、彼も徐々に、EAを使ったFXトレードに慣れていった。
自動売買(EA)を「副業化」した知人
アダムは、その後、なんとか「口座破綻」することなく、自動売買を副業化できている。
現在は、いくつかのEAを使用しているとのこと。
比較的安定して月額給料の手取りの三分の一程度から、多い月には手取りの半額程度の副収入が得られるようになっているようだ。
もっとも、彼にはもともと、FXの投資家としては「平均以上」の学習能力やメンタルの強さ、必要最低限の判断力などが備わっていたのだろう。
そもそも「口座破綻」や「大赤字」は、アダムに限らず多くのFXトレーダーが一度は経験することだ。
EAで「欲張り」は絶対ダメ
私が、既にこの記事に書かせていただいたように、FXの裁量トレードでも、EAを使ったトレードでも「欲張り」は禁物だ。
いくら良いEAを使っても皆目ダメなこともある。
例えば、ロット(Lots)の設定を誤ると、口座が破綻してしまう恐れがある。
そう、欲張りは厳禁なのだ。
実際に、アダムはEAを使い始めた当初、そういった失敗を犯している・・・。
しかし、彼は同じ失敗を何度も繰り返さなかったので、自動売買を続けることができている。
とはいえ、やはり彼自身の肌に合ったEAとの出会いが、彼の成功の要因なのは間違いない。
このページをご覧になっている皆さんは、自分に合うEAと巡り合えているだろうか。
もしそうでないなら、引き続き、本稿を参考にしていただければ幸いだ。
最強クラスのロジック搭載EA
さて、いよいよ本題のEAのご紹介だ。
私はこれまで100個以上ものEAを使用してきたが、その中で最も信頼を寄せているEA(エキスパート・アドバイザー)をご紹介させていただく。
それは、元証券ディーラーのCHIKA氏が制作した「GBP/USD FX Trader」だ。
なお、CHIKA氏は、現役SEでもあるというから、EA制作にピッタリの経歴の持ち主だといえる。
ところで、テラス(terrace)のメルマガによると、GBP/USD FX Traderは2020年1月24日に販売されたばかりなのに、本稿執筆時点で既に人気化しており何本も売れているとのことだ。
もっとも、GBP/USD FX Traderは、以前にも販売されていたのだが、あまりにも売れすぎたためか販売を一時休止。
しかし、やはり販売再開を望む声が多く、2020年1月24日に販売を再開したとのことだ。
GBP/USD FX Traderの成績(2020年7月)
【2020年7月更新】登録以来年利換算ランキングは今月も1位!
GBP/USD FX Traderの発表開始以来の「登録以来年利換算ランキング」を表にまとめると、以下のようになる。
総合順位は常に1位であり、下記のデータからは、150%以上の高水準をキープしていることが読み取れる。
発表月 | 年利換算 | 総合順位 |
2020年4月 | 159% | 1位 |
2020年5月 | 171% | 1位 |
2020年6月 | 166% | 1位 |
2020年7月 | 159% | 1位 |
1か月利益率ランキングはランク外
先月の1ヶ月利益率ランキングでは「12.4%」というハイレベルな数値をマークして、堂々の「1位」だった。
しかし、今月は、群雄割拠するテラスの優秀なEAらの中で6位以下に埋もれてしまった格好だ。
一方で、CHIKA氏の代表作である「The BEST EA」が12.3%で5位にランクインしているので要注目だ。
3か月利益率ランキングは安定感抜群の2位!
3か月利益率ランキングに関しては、「GBP/USD FX Trader」は「29%→39%→40%→35%→39%」という安定感だ。
乱高下のない高水準の利益率の推移が特長だ。
しかも、今月はテラスに登録された全EA中2位につけている。
GBP/USD FX Traderの過去の成績の「良好な安定感」には、一定の評価を与えても良いだろう。
他のEAとの慎重な比較が大切!
毎月、テラス(terrace)の利益率ランキングを観察していると分かることがある。
例えば、CHIKA氏制作の「GBP/USD FX Trader」は安定感が良好で高水準の利益率をキープしているが、それ以外の7月の上位EAは、利益率が短期的に「暴騰・暴落」している・・・。
あと、「GBP/USD FX Trader 以外」の7月の上位EAは取引回数が極端に少ないものが多いのが、私としては個人的にネックだ・・・。
それに対して、「GBP/USD FX Trader」の直近の取引回数は、1カ月あたり約24回となっている。
また、1年間の収益力を表す年利換算では、「GBP/USD FX Trader」が1位だ。
私は、毎月ランキング上で「ランキング」に入ったり、入らなかったりする不安定なEAよりも、1年を通して安定して高い成績を残す「GBP/USD FX Trader」のようなEAの方が良いと思う。
もっとも、他のランクインEAときっちり比較するのも大切だ。
もし、皆さんがEAをお探しなら、一度テラス(terrace)のホームページをご覧になってみてはいかがだろうか。
GBP/USD FX Traderは、少なくとも当サイト管理人の私は、あまり見たことがない高収益率のEAだ。
さすが、元証券ディーラーで現役エンジニアのCHIKA氏が「最高峰のスキャルピングEA」を目指して作っただけのことはある。
さらに、EAの価格も現時点で「84,800円」となっており、CHIKA氏のEAシリーズの中では、現時点でかなりお得感のある価格設定だ。
実は、私自身もGBP/USD FX Traderを使用している。
そして、今のところ、価格以上の価値があると感じている。
GBP/USD FX Traderの基本スペック
現時点でテラス(terrace)が表示しているシミュレーション結果によると、GBP/USD FX Traderは、ポジションを保有する時間が短いスキャルピングEAだ。
そして、過去5年間のPFは、驚異の2.31を記録。
しかも、1年間のPFではなく、「5年間」の通算成績である点にも注目だ。
また、売買回数は5年間で1,556回なので、1年あたりに換算すると、約311回だ。
こちらも、EAとしては平均以上の取引回数だ。
テラス(terrace)の検証結果は毎月更新
テラス(terrace)のシミュレーション(実際の為替の値動きを用いたEAの成績の検証)は毎月月初に行われ、前月分の検証結果が追加掲載される。
もし、GBP/USD FX Traderに興味を持たれたのであれば、テラス(terrace)の検証結果を確認してみてはいかがだろうか。
GBP/USD FX Traderの概要
通貨ペア | GBP/USD |
時間足 | 5分足 |
取引スタイル | スキャルピング |
スプレッド制限 | 2pips |
購入後のサポート | あり |
説明書 | あり |
MT4対応 | 〇 |
2022年1月 GBP/USD FX Trader販売終了
terrace(テラス)でベストセラーを誇った人気商品「GBP/USD FX Trader」が、2021年末で販売を終了した。
EA関連キーワード解説
MT4(MetaTrader4)
MT4(MetaTrader4)は、FX自動売買システム(EA)を稼働させるために必ず必要なソフトウェアだ。
MetaQuotes Softwareによって、2005年にリリースされた。
MT4(MetaTrader4)は、Windowsに最適化されているものの、一応Mac版も用意されている。
もし、WindowsとMacの両方のPCを保有しているなら、EAの成績に影響が出る可能性があるので、必ずWindows版を利用しよう。
VPS(ブイ・ピー・エス)
MT4(MetaTrader4)を自分のパソコンで稼働させても良いのだが、パソコンを稼働させっぱなしにするのも大変だろう。
そこで、レンタルサーバー専門業者の「パソコンの空間の一部を間借り」して、使わせてもらうといったイメージだ。
バックテスト
ヒストリカルデータ
PF(プロフィット・ファクター)
PF(プロフィット・ファクター)は、総利益が総損失の何倍なのかを表す指標だ。
つまり、300万円の利益があり、100万円の損失が出た場合には、PF3.0となる。
PF1.75~2.0程度もあれば、優秀なEAだとされている。
最大ドローダウン
最大資産からの下落率を表す。
言い換えると、「口座に入っている証拠金からどれだけの割合の損失が出たのか」を表す。
具体的には、300万円の証拠金があり、10万円の損失が出たら、3.3%のドローダウンとなる。
最大ドローダウンは、それらのドローダウンの中で最も大きな数値を指す。
最大ドローダウンの値が「25%」以内であれば、許容範囲だろう。
リスク管理の観点から、最大ドローダウンが大きなEAの場合には、こまめに利益を出金しておいた方が良い。
FX自動売買 最強ロジック搭載EAまとめ
投資は情報戦だと言われることが多い。
株式投資でも為替投資でも、有力な情報を持つ者が優位に立つことができる。
そして、EAもある意味では、「一種の情報」だといえる。
EAには、制作者の「投資手法」がロジックとして搭載されている。
つまり、その手法が有力なものであれば、EAは、まさに「勝つための情報そのもの」ではないか。
本稿では、国内外の100個以上のEAを購入し、実際に稼働させて投資してきた当サイト管理人の私が、「最強クラス」だと感じたEAの「GBP/USD FX Trader」をご紹介させていただいた。
本稿が、少しでも皆さんの投資生活のお役に立てたなら幸いだ。