Three Traderの概要
格安コストと魅力的な取引環境
Three Traderは2021年5月にサービスを開始した、バヌアツに拠点を置くバヌアツ外国為替取引(FOREX)証券会社だ。
玉石混淆の海外FX業界の中でも、トレーダーにとって優位性の高い取引環境と手数料体系を備える有力FX業者だ。
なお、Three Traderは完全なA-bookであり、利益相反が生じるようなビジネスモデル(例:顧客との相対取引)は廃していると明言している。
口座は2種類
Three Traderには、口座の種類が2種類ある。
Pureスプレッド口座(STP)とRAWゼロ口座(ECN)だ。
後者のRAWゼロ口座であれば、1ロット(10万通貨)あたりの外付け手数料は、僅か4ドル(約400円)。
EUR/USDで0.1pips程度の極僅かなスプレッドも生じるが、トータルコストは日本の業者と比べても充分に魅力的だ。
なお、下記表のスプレッドは、最も取引量の多い「EUR/USD」の数値を挙げている。
口座種別 | スプレッド | 手数料 | 備考 |
Pure | 0.5pips | 無し | スプレッドだけが手数料になるので、経費計算をしやすい。 |
RAW | 0.1pips | 4ドル | 機関投資家のディーラーとほぼ同じレートで取引できる。 |
どちらの口座を選ぶべき?
今、FXトレーダーの間で流行の「自動売買」に合っているのは、RAWゼロ口座だ。
というのも、FX業者によってレートに微妙な差異があり、それが自動売買の売買判断にも影響を当たるためだ。
レートの信頼性が高く「機関投資家のディーラーとほぼ同じレート」で取引が出来るというRAWゼロ口座は、大変魅力的だ。
Three Traderには熱烈なファンもいる
Twitterでは、Three Traderを利用するトレーダーがつぶやいていることがあるので、参考にしてみよう。
例えば、自動売買トレーダーのMamiya氏は、Three Traderのキャンペーンを楽しみにしていたようだ。
海外FX業者では珍しく、このようなキャンペーンに参加できるのも、魅力の一つだと言えるだろう。
Three Traderからキャンペーンの景品が届きました!
とても嬉しいです✨
丁寧な包装🥹
カタログで景品を選べるみたいです!😊これからも手数料が安くて約定力が高いThree Traderを使い続けていきます!#ThreeTrader #キャンペーン #fx #投資家さんと繋がりたい pic.twitter.com/Eb3jlmMUGU
— Mamiya 💰平凡リーマン投資家 (@Mamiya24355511) August 14, 2022
Three Traderのメリットとデメリット
結論を述べると、Three Traderはかなりハイスペックだ。この業者を利用すること自体が大きな優位性になり得る。
Three Traderにはメリットはあるものの、目立ったデメリットは存在しないように見受けられる。
Three Traderのメリット
Three Traderのメリット(特徴)を表にまとめてみたので、参考にしていただきたい。
なお、評価は「5段階」となっている。
主な特長・メリット |
評価 |
格安の取引コスト | 5 |
顧客資金を区別管理 | 4 |
透明性の高い取引環境 | 5 |
入出金は国内送金対応 | 4 |
充実した日本語サポート | 4 |
最大500倍のレバレッジ | 4 |
ストップレベルがゼロ | 4 |
平均得点 | 4.28 |
Three Traderのデメリット
次にThree Traderのデメリットを見てみよう。
主なデメリット |
評価 |
入出金にbitwallet(ビットウォレット)が使えない | 1 |
RAWゼロ口座の場合、初回入金額が10万円以上 | 3 |
平均得点 | 2 |
Three Traderの基本スペック
入出金方法
Three Traderは、複数の決済代行業者と提携している。
国内銀行送金で入出金でき、入出金口座として送金元・送金先ともに「GMOあおぞらネット銀行」を選べば、入金手続きが終わり次第、瞬時に口座残高に反映される。
本稿時点で、入金先の銀行口座は、GMOあおぞらネット銀行・楽天銀行・PayPay銀行・三井住友銀行が対応している。
また、bitwalletも利用可能だ。
入金最低額
- Pureスプレッド:1万円~
- Rawゼロ:10万円~
- 入出金手数料は無料
初回入金額は上記のとおり設定されている。
しかし、追加入金の金額に制約は無いようで、一度ゼロカットになった場合でも「Rawゼロ口座に4万円を入金」して、取引を再開できたという例もある。
入金額ルールは常に変わる可能性があるので、最新情報の詳細は、Three Traderに直接確認してみよう。
証拠金とレバレッジ
海外FX業者の多くは、証拠金残高に応じてレバレッジ制限を掛けているのだが、Three Traderは、口座残高がどれだけ大きくなってもレバレッジ制限を掛けていない。
つまり、1,000万円の残高でも5,000万円の残高でも、常に最大レバレッジが500倍なのだ。これは、大規模な金額を動かすトレーダーにとって、非常に大きな優位性だ。
ロットの大きさ
次のようなルールがあるので、特に大きなロットを扱う予定があるなら予め確認しておこう。
最大 | 1注文あたり最大8ロット、1口座あたり80ロット |
最小 | 0.01ロット |
「1注文あたり最大8ロット」という制約は、海外業者の中でも珍しい「保守的な設定」だといえる。
大きな無謀なロットで投機を行い、短期間でトレーダーが資金を失わないよう配慮した規制だと考えられる。
取引コスト
スプレッドと外付け手数料の合計が取引コストになるが、Pureスプレッド口座とRawゼロ口座のどちらでも、メジャー通貨の取引手数料は1ロット(10万通貨)あたり5ドル程度だと考えて差し支えなさそうだ。
マイナー通貨であれば、10ドル~15ドル程度になる場合もある。
いずれにせよ、取引コストは業界最安水準であることは間違いない。
Three TraderのMT4
他の業者と同様、Three Traderロゴの入ったMT4を公式サイトで配布している。
Three Trader 口座開設の流れ
口座開設の際に入力する住所や名前は、全てローマ字である必要がある。
それだけに注意すれば、口座開設自体はそれほど難しいことでは無い。
Three Traderは、海外(バヌアツ)のライセンスを有する正規金融機関であるため、「個人情報が濫用されるのではないか?」という懸念は無用だ。
筆者自身もThree Traderの口座を開いて取引を行っているが、特に問題が発生したことは無い。
いつも迅速に日本語でサポートを行ってくれるため、大変お気に入りの業者になっている。
Three Traderの口座開設の際には、公式サイトの随所に存在する下記フォームに必要事項を入力し、本人確認を行った後に口座開設審査に通過すれば、入出金や取引が行えるようになる。
一番気をつけなければならないのは、本人確認証(運転免許証等)と一致した住所・氏名を入力する必要があるということだ。
実在しない人物の名前(仮名)で口座開設を行う行為は違法なので、絶対に本名で口座開設をしよう。