CCIの特徴&見方と使い方

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CCIとは?

CCIは、「Commodity Channel Index」の略だ。非常に有名なテクニカル指標で、FX取引中級レベル以上の多くの投資家がCCIを利用して価格変動の予測をしている。

CCIの計算式

少し難しいので、計算式は読み飛ばしていただいても構わない。

CCI = (TP – MA) / 0.015 × MD

  • TP(Typical Price)=(高値+安値+終値)÷3
  • MA = TPの●●日間単純移動平均
  • MD(Mean Deviation)= 平均偏差

CCIの特徴と使い方

CCIの基本的な考え方は、為替の値動きには一定のサイクルがあるということだ。一定周期で為替レートが上下するという捉え方を前提として、CCIは「買われすぎ・売られすぎ」のシグナルを発する。

CCIの買いシグナル

  • -100%未満 → -100%ラインを上抜く = 買い
  • -100%未満の水準 = 売られ過ぎ
  • 「ダイバージェンス」の買いシグナル
    為替が下落トレンドで安値更新中に「CCI:-100から上昇トレンド形成」

CCIの売りシグナル

  • +100%以上 → +100%ラインを下抜く = 売り
  • +100%以上の水準 = 買われ過ぎ
  • 「ダイバージェンス」の売りシグナル
    為替が上昇トレンドで高値更新中に「CCI:+100から下落トレンド形成」

CCIの見方&使い方

USD/JPYの1時間足チャートにCCIを適用したので、ご覧いただきたい。

CCIの特徴&見方と使い方

一つ目の白丸では、CCIが「-100%未満の水準」から「-100%ライン」を上抜いており、買いシグナルが点灯している。そして、チャートも上昇トレンドを形成している。

その後、CCIが「+100%以上の水準」から「+100%ライン」を下抜いており、売りシグナルが点灯している(2つ目の白丸)。丁度そのあたりから、チャートも下落トレンドに転じた。

3つ目の白丸では、1つ目の白丸と同様にCCIが「-100%未満の水準」から「-100%ライン」を上抜いており、買いシグナルが点灯し、その後、チャートは上昇に転じている。

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この記事を書いた人

慶應義塾大学経済学部卒業、FP2級、証券外務員一種、宅建士取得。証券アナリスト(CMA)、テクニカルアナリスト(CMTA)保有。 FOREX Dealing Crop.代表、株式投資家兼為替トレーダー、不動産投資家。2007年に大学入学と同時にネット証券の口座を開設し、株式投資とFXを始める。投資開始当初は、リーマンショックの渦中で信用取引の短期売買を繰り返し、アルバイトで貯めた56万円を失う「大損」を経験。家庭教師のアルバイトをしながら株式投資とFXを続け、学費を投資で稼ぐようになる。そんな投資経験を活かして大手証券会社に就職し、自社資金を運用するプロップ・ディーラーとして10年以上勤務。現在は、専業トレーダーとして、株式投資・FXでサラリーマンの平均年収の3倍以上の収益を上げつつ、不動産投資家としても活動。東京・大阪を中心にマンション投資を行う。自身の投資で得た経験と専門知識をもとに投資の難しさや面白さ、ノウハウを世に広めていきたいと考え、FOREX Dealingを立ち上げ、情報発信を行っている。

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