パラボリックの特徴&見方と使い方

目次

パラボリックの概要と特徴

パラボリックは、為替相場のトレンド転換点を見極める「トレンドフォロー型」のテクニカル指標だ。常に買いか売りのポジションを持つことを想定して利用する。

つまり、買いポジションを持っているとき、為替レートのトレンドが転換して下落に転じると、買いポジションを手仕舞うだけでなく、「どてん」でショートの新しいポジションを持つ。

パラボリックの正式名称は、「Parabolic SAR」だ。SAR(ストップ&リバース)には「止まって逆に行く」という意味がある。つまり、「どてん」のことだ。

為替レートは、常に一方方向に動くわけではない。強いトレンドを形成していても、いつか必ずトレンドの勢いが弱まる。

パラボリックは、「為替レートの値動きはいつか必ず勢いを失い、転換点を迎えるはずだ」という考え方に基づいている。

パラボリックを使った投資法

パラボリックは、SARがライン(点の集合ライン)をもとにトレンドの向きを判断する。

  • 為替チャートがSARの上にあるときは上昇
  • 為替チャートがSARの下にあるときは下落

パラボリックの「ダマシ」

パラボリックは、「相場のボラティリティ(値動き)が大きい」ときに強みがある。

一方で、「相場のボラティリティが小さい」ときや持ち合い相場では、パラボリックのサインが点灯したままになったり、「ダマシ」が多くなったりする。

パラボリックの特徴&見方と使い方 - ダマシのチャート

上の画像では、ボラティリティが小さくなっており、パラボリックが長期間にわたって点灯したままになっている。また、上下に頻繁にサインが出ており、「ダマシ」が多い。

パラボリックの見方&使い方

EUR/USDの日足にパラボリックを適用したので、下記のチャートをご覧いただきたい。

パラボリックの特徴&見方と使い方 - チャートの上下にサインが点灯

白丸(SAR)より為替チャートが上にあれば、上昇トレンド。白丸(SAR)よりも為替チャートが下にあれば、下落トレンドだ。パラボリックが転換したときに、「どてん」するという戦略を取ることができる。

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この記事を書いた人

中学時代から株のチャートを眺めて株価を予想し、大学生(18歳)になって直ぐに証券口座を開いて株式投資とFXを始める。新卒で東京の中小企業に就職するも、企業の将来性に不安を感じて僅か5か月で退職し、複数回の転職も経験。自宅で株取引とFX取引をして成功と失敗を繰り返しながら投資の実力を培う。現在は、主にFXで毎年安定してサラリーマンの平均年収の約3倍程度の投資収益を出している。複数の海外FX口座を利用中。FXで大きな儲けを獲得し、現在は不動産投資にも挑戦中!

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