バックテストの取引履歴
バックテストでEAを検証すると、検証した取引履歴を確認できる。
取引履歴の見方
#(シャープ記号) | 発注の順番 |
時間 | 約定時間 |
取引種別 | 発注の種類 sell:ショート buy:ロング modify:指値・逆指値の修正 close:成行決済 t/p:指値で決済 s/l:逆指値で決済 |
注文番号 | 保有ポジションの順番 |
数量 | 発注・約定ロット |
価格 | 約定した価格 |
決済逆指値(S/L) | 逆指値価格(損切) |
決済指値(T/P) | 指値価格(利確) |
損益 | 決済で生じた損益 |
残高 | 決済時点の証拠金残高 |
指値と約定価格が違う場合
EAによっては、指値や逆指値と約定価格が異なることがある。これは、EAの内部ロジックにより相場状況に応じた成行決済が行われたものと考えられる。バックテストの結果画面で「取引種別」がt/pではなく、closeとなっていれば成行決済だ。
証拠金推移グラフ
バックテストの結果を直感的に把握したい場合、証拠金がどのように推移したのかをあらわすグラフを見るのがオススメだ。
グラフの下側に表示される番号は、取引履歴の注文番号。縦軸は、証拠金残高だ。
EAの成績詳細
バックテスト期間中のEAの成績詳細(簡易検証結果)を表示するには、「レポート」タブをクリックしよう。
テストバー数 | 検証に使用したチャートの本数 |
モデルティック数 | 検証に使用したティック数 |
モデリング品質 | 検証精度 |
不整合チャートエラー | 品質が低いチャートの本数 |
初期証拠金 | 検証開始時の証拠金 |
スプレッド | 設定したスプレッドの値 2なら、0.2pips 30なら3pip |
純益 | 検証中の通算損益 |
総利益 | 検証中の全利益 |
総損失 | 検証中の全損失 |
プロフィットファクタ | 総利益 / 総損失 1を切ると赤字 |
期待利得 | 1取引あたりの平均損益 |
絶対ドローダウン | 初期証拠金の減少幅 ※含み損を含む |
相対ドローダウン | 証拠金の最大減少率 ※大負け時の損失割合 |
最大ドローダウン | 証拠金の最大減少額 ※大負け時の損失額 |
総取引数 | 検証中の保有ポジション数 |
売りポジション(勝率%) | ショートの成績 |
買いポジション(勝率%) | ロングの成績 |
勝率(%) | 総合成績 ※勝ちトレード数と勝率 |
負率(%) | 総合成績 ※負けトレード数と負け率 |
最大 勝トレード | 勝ちの最大利益額 |
最大 負トレード | 負けの最大損失額 |
平均 勝トレード | 勝ちの平均利益額 |
平均 負トレード | 負けの平均損失額 |
最大 連勝(金額) | 最大連勝数 ※括弧内は連勝中の合計利益額 |
最大 連敗(金額) | 最大連敗数 ※括弧内は連敗中の合計損失額 |
最大 連勝(トレード数) | 最長連勝中の合計利益額 ※括弧内はその連勝数 |
最大 連敗(トレード数) | 最長連敗中の合計損失額 ※括弧内はその連敗数 |
平均 連勝 | 連勝数の平均値 |
平均 連敗 | 連敗数の平均値 |
モデリング品質は25%でOK?
バックテストで利用した時間足が「1分足」なら、モデリング品質の最大値は「25%」なので問題ない。しかし、その他の時間足なら「90%」が最大値なので、ヒストリカルデータ(検証に使う為替変動データ)を見直す必要がある。
プロフィットファクタはどれくらいが妥当?
プロフィットファクタは、1.3~1.4以上は欲しい。1以上~1.3未満だと、なんとか利益を出せるけれど心許ないだろう。1未満は赤字なので、そのようなEAは利用しないようにしよう。
ドローダウンが高いけど大丈夫?
ドローダウンの値は、20%以下が望ましいとされている。バックテストのドローダウンの値は、初期証拠金とロット設定のバランス次第で簡単に変わってしまうので、あくまでも参考程度にしよう。