FX自動売買ツール(EA)の選び方

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EAのバックテストは当てにならない

FXの自動売買ツールがバックテスト通りに稼働しないことや、バックテストでは優秀な成績を出しているのに実際に運用すると赤字になってしまうといったケースは、よくあることだ。

FX自動売買ツール(EA)の選び方 - 為替チャートを描く人

バックテストとは、過去のデータをもとに自動売買ツール(EA)が取引をしたら、どのような結果になるのかを検証したものだ。

バックテストは、市場の流動性を無視して「全く同じスプレッド」で取引が行われるという非現実的な前提のもとで、エントリーから損切・利食いなどが機械的に行われた結果にすぎない。

相場が荒れてスプレッドが開いていたり、逆にスプレッドが狭くなっていたりすることがあり、これらは売買判断や売買損益に影響を及ぼすはずだ。スプレッドが開いていれば、そもそもエントリーしないというシステムもあるはずだ。

トラックレコードを重視しよう

実際の売買のことをフォワード取引という。

フォワード取引で行ったテスト結果である「トラックレコード」を重視して、自動売買ツール(EA)を選ぶことが大切だ。トラックレコードは、流動性のある市場で実際に取引を行った結果であり、システムを提供する会社や個人が手を加えることができない事実そのものである。

相場環境が急変しない限り、自分自身もシステム提供者と全く同じ環境(FX会社、PC環境等)を準備すれば、トラックレコードと同様の結果が得られる可能性が一定程度あると考えても差し支えないだろう。

EAが快適に稼働するFX会社

Traders Trust(TTCM)

Traders Trustは、バミューダ共和国にて「TTCM Traders Capital Limited」として設立・登記し、キプロス証券取引委員会(CySEC)にて金融ライセンス番号107/09を取得している。

国内外のFX業界の中で最もスプレッドが低いといえる会社だ。

さらに、取引量に応じてキャッシュバックがあるので、Traders Trustほどコストパフォーマンスが高いFX会社はないだろう。

日本語公式サイト、常勤の日本人スタッフによるチャットサポートが受けられるので、多くの日本人が利用している。

FX自動売買ツール(EA)の選び方 - TTCM

XM Trading(XM)

XM Trading(XM)は、キプロスで設立・登記された「Trading Point of Financial Instruments Ltd.」という会社が運営している。セーシェル金融庁により認可されており、ライセンス番号はSD010だ。

XMは、全世界に100万人以上の顧客を有している。入出金トラブルはなく、完全日本語対応。

ゼロ口座は手数料が課金されるが、スプレッドが狭くなっているので、自動売買ツール(EA)が快適に稼働する可能性が高い。手数料のかからないスタンダード口座もある。

FX自動売買ツール(EA)の選び方 - XM公式サイト

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この記事を書いた人

慶應義塾大学経済学部卒業、FP2級、証券外務員一種、宅建士取得。証券アナリスト(CMA)、テクニカルアナリスト(CMTA)保有。 FOREX Dealing Crop.代表、株式投資家兼為替トレーダー、不動産投資家。2007年に大学入学と同時にネット証券の口座を開設し、株式投資とFXを始める。投資開始当初は、リーマンショックの渦中で信用取引の短期売買を繰り返し、アルバイトで貯めた56万円を失う「大損」を経験。家庭教師のアルバイトをしながら株式投資とFXを続け、学費を投資で稼ぐようになる。そんな投資経験を活かして大手証券会社に就職し、自社資金を運用するプロップ・ディーラーとして10年以上勤務。現在は、専業トレーダーとして、株式投資・FXでサラリーマンの平均年収の3倍以上の収益を上げつつ、不動産投資家としても活動。東京・大阪を中心にマンション投資を行う。自身の投資で得た経験と専門知識をもとに投資の難しさや面白さ、ノウハウを世に広めていきたいと考え、FOREX Dealingを立ち上げ、情報発信を行っている。

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