RCIの特徴&見方と使い方

目次

RCIの概要と特徴

RCIは、一定期間内の為替変動の「時間」と「レート」に順位付けをして、両者の相関関係の強さをあらわす。為替レート自体を計算対象とはしていない。RCIは、「売られすぎ」と「買われすぎ」を見極めるのに適したトレンド系とオシオレーター系の両方の性質を持ったテクニカル指標だ。

トレンド系とは

トレンド系は、為替レートの方向性を捉えて、その方向に順張りをするために使われることが多い。RCIの他に、ボリンジャーバンド、移動平均線、MACD、一目均衡表などがある。

オシオレーター系とは

  • オシオレーターは、振り子・振り幅という意味。
  • 買われすぎ・売られすぎのシグナルを発する。
  • RCIの他に、RSI・ストキャスティクスなどがある。

RCIの売買シグナル

  • RCIがマイナスからプラスになったとき「買い」
  • RCIが底打ちしてから上がり始めたら「買い」
  • RCIがプラスからマイナスになったとき「売り」
  • RCIが天井を打って下がり始めたら「売り」

RCIの弱点

「RCIが下がり始めたら売り、RCIが上がり始めたら買い」とする場合、為替が一定のレンジで動いているときには「ダマシ」が出やすくなる。

MT4のRCIインジケーターのダウンロード

為替取引(FX)でチャート分析や自動売買に使うMT4には、RCIのインジケーターがはじめから入っていないので、RCIのインジケーターをダウンロードして入手する必要がある。(RCIの提供元:https://a-kufx.com)

RCIの見方&使い方

MT4でUSD/JPYのチャート(日足)にRCIを適用した。

RCIの特徴&見方と使い方 - RCIチャート(解説)

白丸のところで底打ちして(または天井を付けて)、買いどき(または売り時)を示している。

底打ちした(または天井を付けた)ときには、「ダマシ」なのか為替相場の転換点なのかが分からないので、ある程度方向性が定まってからエントリーすると良いだろう。

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この記事を書いた人

慶應義塾大学経済学部卒業、FP2級、証券外務員一種、宅建士取得。証券アナリスト(CMA)、テクニカルアナリスト(CMTA)保有。 FOREX Dealing Crop.代表、株式投資家兼為替トレーダー、不動産投資家。2007年に大学入学と同時にネット証券の口座を開設し、株式投資とFXを始める。投資開始当初は、リーマンショックの渦中で信用取引の短期売買を繰り返し、アルバイトで貯めた56万円を失う「大損」を経験。家庭教師のアルバイトをしながら株式投資とFXを続け、学費を投資で稼ぐようになる。そんな投資経験を活かして大手証券会社に就職し、自社資金を運用するプロップ・ディーラーとして10年以上勤務。現在は、専業トレーダーとして、株式投資・FXでサラリーマンの平均年収の3倍以上の収益を上げつつ、不動産投資家としても活動。東京・大阪を中心にマンション投資を行う。自身の投資で得た経験と専門知識をもとに投資の難しさや面白さ、ノウハウを世に広めていきたいと考え、FOREX Dealingを立ち上げ、情報発信を行っている。

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