RCIの概要と特徴
RCIは、一定期間内の為替変動の「時間」と「レート」に順位付けをして、両者の相関関係の強さをあらわす。為替レート自体を計算対象とはしていない。RCIは、「売られすぎ」と「買われすぎ」を見極めるのに適したトレンド系とオシオレーター系の両方の性質を持ったテクニカル指標だ。
トレンド系とは
トレンド系は、為替レートの方向性を捉えて、その方向に順張りをするために使われることが多い。RCIの他に、ボリンジャーバンド、移動平均線、MACD、一目均衡表などがある。
オシオレーター系とは
- オシオレーターは、振り子・振り幅という意味。
- 買われすぎ・売られすぎのシグナルを発する。
- RCIの他に、RSI・ストキャスティクスなどがある。
RCIの売買シグナル
- RCIがマイナスからプラスになったとき「買い」
- RCIが底打ちしてから上がり始めたら「買い」
- RCIがプラスからマイナスになったとき「売り」
- RCIが天井を打って下がり始めたら「売り」
RCIの弱点
「RCIが下がり始めたら売り、RCIが上がり始めたら買い」とする場合、為替が一定のレンジで動いているときには「ダマシ」が出やすくなる。
MT4のRCIインジケーターのダウンロード
為替取引(FX)でチャート分析や自動売買に使うMT4には、RCIのインジケーターがはじめから入っていないので、RCIのインジケーターをダウンロードして入手する必要がある。(RCIの提供元:https://a-kufx.com)
RCIの見方&使い方
MT4でUSD/JPYのチャート(日足)にRCIを適用した。
白丸のところで底打ちして(または天井を付けて)、買いどき(または売り時)を示している。
底打ちした(または天井を付けた)ときには、「ダマシ」なのか為替相場の転換点なのかが分からないので、ある程度方向性が定まってからエントリーすると良いだろう。