一目均衡表の概要と特徴
一目均衡表は、為替レートの均衡状態を捉えるテクニカル指標だ。「時間(パラメータ)」を設定し、その間の値動きと値動きの中心値から、将来の為替レートを予測する。時間は、基本数値として「9、17、26」を設定することが多い。26は、およそ一ヶ月にあたる。
一目均衡表の良いところ
一目均衡表は、一定の時間幅の中での高値と安値の中心点を求めることで、柔軟な予測を行うところが優れている。つまり、「過去~現在の値動き」が予測に反映されるのだ。
一目均衡表の買いシグナル
- 転換線が基準線を上抜けたとき
- 遅行スパンがローソク足を上抜けたとき
- チャートが雲を上抜けたとき
上記3つのいずれか一つでも買いシグナルだが、3つのシグナルが同時に点灯すれば「三役好転」といい、強力な買いシグナルだと捉える。
また、これらの真逆が売りシグナルであり、3つのシグナル(真逆)が同時に点灯すれば「三役逆転」といい、強力な売りシグナルだと捉える。
一目均衡表の見方&使い方
GOLD(金)の15分足に一目均衡表を当てはめたので、ご覧いただきたい。
一つ目の白丸で遅行スパン(緑)がチャートを上抜けているので、買いサインだ。その後、二つ目の白丸の位置で転換線(赤)が基準線(青)を上抜け、なおかつチャートが雲を上抜けているので、「三役好転」となり強力な買いサインが点灯している。
GOLD(金)のチャートは、素直に急上昇しており、一目均衡表のシグナル通りの動きだ。