一目均衡表の特徴&見方と使い方

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一目均衡表の概要と特徴

一目均衡表は、為替レートの均衡状態を捉えるテクニカル指標だ。「時間(パラメータ)」を設定し、その間の値動きと値動きの中心値から、将来の為替レートを予測する。時間は、基本数値として「9、17、26」を設定することが多い。26は、およそ一ヶ月にあたる。

一目均衡表の良いところ

一目均衡表は、一定の時間幅の中での高値と安値の中心点を求めることで、柔軟な予測を行うところが優れている。つまり、「過去~現在の値動き」が予測に反映されるのだ。

一目均衡表の買いシグナル

  • 転換線が基準線を上抜けたとき
  • 遅行スパンがローソク足を上抜けたとき
  • チャートが雲を上抜けたとき

上記3つのいずれか一つでも買いシグナルだが、3つのシグナルが同時に点灯すれば「三役好転」といい、強力な買いシグナルだと捉える。

また、これらの真逆が売りシグナルであり、3つのシグナル(真逆)が同時に点灯すれば「三役逆転」といい、強力な売りシグナルだと捉える。

一目均衡表の見方&使い方

GOLD(金)の15分足に一目均衡表を当てはめたので、ご覧いただきたい。

一目均衡表の特徴&見方と使い方 - 一目均衡表の説明(チャート)

一つ目の白丸で遅行スパン(緑)がチャートを上抜けているので、買いサインだ。その後、二つ目の白丸の位置で転換線(赤)が基準線(青)を上抜け、なおかつチャートが雲を上抜けているので、「三役好転」となり強力な買いサインが点灯している。

GOLD(金)のチャートは、素直に急上昇しており、一目均衡表のシグナル通りの動きだ。

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この記事を書いた人

慶應義塾大学経済学部卒業、FP2級、証券外務員一種、宅建士取得。証券アナリスト(CMA)、テクニカルアナリスト(CMTA)保有。 FOREX Dealing Crop.代表、株式投資家兼為替トレーダー、不動産投資家。2007年に大学入学と同時にネット証券の口座を開設し、株式投資とFXを始める。投資開始当初は、リーマンショックの渦中で信用取引の短期売買を繰り返し、アルバイトで貯めた56万円を失う「大損」を経験。家庭教師のアルバイトをしながら株式投資とFXを続け、学費を投資で稼ぐようになる。そんな投資経験を活かして大手証券会社に就職し、自社資金を運用するプロップ・ディーラーとして10年以上勤務。現在は、専業トレーダーとして、株式投資・FXでサラリーマンの平均年収の3倍以上の収益を上げつつ、不動産投資家としても活動。東京・大阪を中心にマンション投資を行う。自身の投資で得た経験と専門知識をもとに投資の難しさや面白さ、ノウハウを世に広めていきたいと考え、FOREX Dealingを立ち上げ、情報発信を行っている。

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